成功する起業家の共通項!起業家マインドセットを学ぼう
はじめに
誰しもが成功を目指して起業をしますが、実際に成功を収めることができるのはそのうちのひと握りだけ、というのが起業の厳しい現実です。それでは、起業を成功させるために必要なものは一体何でしょうか?まずは、成功している起業家たちから、物事を判断したり、行動を起こしたりするときに基準としている考え方やものの見方である『マインドセット』を学んでみてはいかがでしょうか。
▼目次
成功する起業家に共通する精神がある
ソフトバンクの孫正義氏、京セラの稲森和夫氏、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正氏など日本を代表する起業家や、Appleのスティーヴ・ジョブス氏、Microsoftのビル・ゲイツ氏、SpaceXとテスラのイーロン・マスク氏といった世界的に有名な起業家が語った言葉を読み解くと、共通するキーワードが出てくることが分かります。言葉や言い回しは違えど成功した起業家たちが語る、仕事に取り組む姿勢をまずはひも解いてみましょう。
・自分の仕事を愛し、楽しみ、全力投球する
「心からの満足を得る唯一の方法は素晴らしいと思える仕事をすること」と、Appleの創始者であるスティーヴ・ジョブス氏は語っています。自分の仕事を愛することが、自身の満足につながるということはあたりまえのことのように思うかもしれませんが、いざ自分にあてはめて考えてみたとき、果たして満足できていると胸を張って言える人はどれくらいいるのでしょうか?堀江貴文氏も、起業してから3年くらいは睡眠時間以外のほぼ全てを仕事に使っていたといっています。つまり仕事には真剣に取り組み、全力投球をすることがまず基本、そしてそれは自分の仕事を愛していなければ実践することはできないのです。近年は残業などの長時間勤務が特に社会問題として取り上げられたりもしていますが、一方で起業をして成功したいと思う人は、自分の仕事を愛して、全力を尽くしているということは紛れもない事実なのです。ビル・ゲイツ氏も「一心不乱に働くこと、ベストを尽くすことが嫌なら、ここは君のいるべき職場ではない」と断言しています。
・ほかの誰よりも努力する
「週に80~100時間は働くべきだ。地獄みたいだって?でも、それこそが成功の確率を引き上げるんだ」と語ったのはイーロン・マスク氏。先に述べた「睡眠時間以外は全部仕事」と自身の過去を振り返った堀江氏とよく似ていると感じますし、一心不乱に働き、ベストを尽くすことが仕事だと語るビル・ゲイツ氏の言葉にも同様の意味合いがあるように感じられます。つまり、限界以上の努力をしなければ成功は得られないということが結論だと、成功者たちは自身の体験から身をもって感じているのです。会社のトップという立場で、誰よりも多くの時間と情熱を仕事に費やす彼らだからこその説得力といえるでしょう。
起業家が成功するために必要な、4つのマインド・思考
先に述べた「仕事を愛し、楽しみ、全力投球する」ことと、「ほかの誰よりも努力する」ということを大前提として、ほかにもどういうマインドが成功する起業家として必要なのか、もう少し細かく見ていきましょう。
1.自分の仕事に、理念とビジョンを持つ
ビル・ゲイツ氏は成功の秘訣は何かと聞かれ、「それは、大きなビジョンがあるかどうかだ」と答えました。何のためにビジネスをしているのかという原点、つまり、その“志”が大切だということではないでしょうか。ソフトバンクの孫氏も自身の理念として「人々が幸せを感じてくれる」ことがただ一つ成し遂げたいことだと語りました。どの成功者たちにも共通して言えるのは、多くの人々が共感する高い志や理念、壮大で素晴らしいビジョンを持ってビジネスに取り組んでいるということです。彼らは目先の利益にとらわれることなく、「自分のビジネスがいかに多くの人々を幸せにできるのか」を常に考えているといえます。
2.失敗を恐れず、失敗しても次に活かす
超有名な成功者たちの名言を見ていくと、業界や世代が違っても、ほとんどみんなが同じようなことを言っていることに気づきます。それは「失敗を恐れるな」ということです。特に柳井正氏は失敗について多く語っていて、「10回新しいことを始めれば9回は失敗する。失敗を恐れてはいけない。失敗にこそ成功の芽は潜んでいる」という言葉を残しています。また、イーロン・マスク氏の「失敗なんて一つの選択肢にすぎない。失敗することがなかったら、どうしてイノベーションを起こせるのか?」という言葉も印象深いもののひとつ。つまり、彼らは失敗するのは当然だと考えています。また、「成功を祝うのもいいけれど、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ」とビル・ゲイツ氏が言うように、成功すること自体より、それまでの失敗から学ぶことが大切なのだと説いてくれています。つまり、失敗すること自体が悪いのではなく、失敗を活かさず無駄にしてしまっては意味がない、ということでしょう。
3.決断力、行動力、実行力
「失敗」の項目にもつながる部分が多いのですが、とにかく決断して行動・実行する、そしてそこにはスピード感があるのが成功している起業家たちのポイントです。柳井氏は「やってみないと分からない。行動して考えて修正すればいい」、楽天の三木谷氏は「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」と明言しています。当然リスクマネージメントも大切なことですが、チャンスをつかむためにはまずは決断して行動することから始まります。そのタイミングを逃さないことも成功の秘訣であるといえでしょう。決断・行動・実行する力に合わせて、スピード感も重要だと感じさせられます。
4.粘り強く決してあきらめない忍耐力
稲盛氏は自身のプロジェクトの取り組み方について、プロジェクトが価値あるものだと納得しなければ着手しないということを前提に、「プロジェクトが成功するまで、私はあきらめません。一旦着手したら、たとえどんな障害に遭遇してもあきらめないのです」と語っています。ジョブス氏も「忍耐力が成功と失敗を分ける要素の半分を占めるということ、また、成功と失敗のちがいは途中であきらめるか否かなのだ」といいました。一度決定したことを最後までやり抜くということは、人としての信念を貫くことでもあります。なにがあっても折れないような、そんな強い心が成功へと導いてくれるのです。
強い精神とマインドで、成功する起業家を目指そう
信念を持った起業家として成功している人たちは、くよくよ考えたり立ち止まったりすることがなく、心に迷いがないように感じます。仕事をとことん愛し、誰よりも努力することをいとわないことを基盤に、確固たる理念を持ち、失敗を恐れず、スピード感を持って決めたことをどんどん行動に移し、一度決めたことは忍耐力をもって最後までやり抜く…こうした一本のまっすぐな筋の通った生き方が成功する上で大切だといえるでしょう。
ただ、どんなビジネスにも試行錯誤や紆余曲折があって当然で、頭を悩ませたり、結果に一喜一憂したりすることもあるでしょうし、成功者たちも含め、誰しもが同じように悩んだことはあるはずです。その上で、問題に直面する度に失敗を恐れずに決断して行動できるか、あきらめずに障害を乗り越えていけるかが、成功へのカギだということではないでしょうか。起業するとなれば、自分が決断したそのビジネスに最後まで責任と誇りを持って取り組むことが必要になります。どう取り組んでいくべきか、悩んだときは偉大な先人たちのマインドセットをお手本にすれば、自信を持って歩んでいけるはず。彼らのマインドセットは特別なものでも突拍子もないものでもなく、今日からでも活かすことができ、心の活力になる思考ばかりです。自分の決断を信じ、プラスの思考で、成功を目指しましょう!
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