【大晦日とは?】知っておきたい意味や由来、過ごし方をご紹介!|2023年最新
一年で最後の日「大晦日」ですが、皆さんは意味や由来をご存知でしょうか?
大晦日に限った話ではありませんが、何事も意味や由来を知るということは、物事を深く理解する上で重要なことです。
そこで本記事では「大晦日」の意味や由来をご紹介!
そのほかにも大晦日の過ごし方も紹介しますので、新年を気持ちよく迎えていただければと思います。
この記事はこんな方におすすめです
- 大晦日の意味や由来が知りたい
- 大晦日の過ごし方が知りたい
- 大晦日の行事が知りたい
大晦日の意味や由来とは?
一年で最後の日だから「大晦日」と認識している方は多いと思います。
実際、この認識は間違ってはいません。しかし、『なぜ一年の最後の日を大晦日と呼ぶ』のか深く考える機会はあまりなかったと思います。
ぜひこの機会に「大晦日」の意味や由来を知っていただき、周りの人たちにも教えてあげてください。
なぜ一年の最後の日を大晦日と呼ぶ?
大晦日とは12月31日を指す言葉ですが、旧暦では月末のことを「晦日(みそか)」といい、 1年で最後の月末であることから「大晦日」と呼ばれるようになったといわれています。
晦日については、以下を参考にしてください。
みそかは、月の30番目の日(三十日)の意味だが、実際の日付に関係なく、月の最終日を意味するため、31日まである月は30日ではなく31日を「みそか」と言う。つごもりは、陰暦では月が隠れる頃が月末にあたることから、「つきごもり(月隠)」が音変化したもの。更に音変化して「つもごり」ともいう。かいじつは、「晦日」の音読。「晦」の字は、月が隠れることを表している。
このように30日を晦日と呼ぶようになったが、30日でなくても毎月の末日を「晦日」と呼び、一年を締めくくる12月は大をつけて「大晦日」と呼んでいます。
大晦日の歴史と由来
現代では大晦日といえば、年末恒例のテレビ番組やイベントに参加したり、除夜の鐘を聞きながら年越しそばを食べて過ごす人が多いと思います。
しかし、昔は現代とはまったく異なり、大晦日には歴史があります。
大晦日の歴史は古く、平安時代まで遡ります。昔は翌年の豊作をもたらしてくれる『歳神様(としがみさま)』を祀るための準備が行われてきました。
お正月に家々に迎えまつる歳徳神【としとくじん】は、歳神【としがみ】さま・お正月さま「としこしさま」などとも呼ばれました。 「年」は稲の稔りのことで穀物神であり、その根底にあるのは穀物の死と再生であります。 古代日本で農耕が発達するにつれて、年の始めにその年の豊作が祈念されるようになり、 それが歳神【としがみ】さまを祀【まつ】る行事となって正月の中心行事となっていきました。
現在でも残る正月の飾り物は、元々歳神【としがみ】さまをお迎えするためのものであります。
このように歳神様は稲の豊作をもたらす神様で、昔の人たちは大晦日の夜は歳神様を迎えるため、一晩中寝ずに起きて『年籠り(としごもり)』をすることが一般的で、これが大晦日の風習の由来といわれています。
大晦日の代表的な行事とは?
大晦日は、年末恒例のテレビ番組を観たり、カウントダウンイベントに参加したりするのが定番の方もいるかもしれません。
人によっては大晦日に年越しそばを食べることがなかったり、正月飾りをしない家庭もあるかもしれません。
年越しそばも正月飾りも意味があります。ここでは大晦日の代表的な行事である『除夜の鐘・年越しそば・大掃除・正月飾り』について解説していきます。
除夜の鐘
「大晦日とは?」と聞かれて思いつく行事の一つとして「除夜の鐘」を連想する方も多いと思います。
大晦日は「除夜」とも呼ばれています。除夜の鐘は、大晦日の夜から1月1日にかけて鐘を鳴らすことはよく知られています。
鐘をつく回数は決まっている?
- 深夜0時を挟んで鐘を撞く回数は、人の煩悩の数を示す108回です。
一人の人間につき煩悩は108個あるといわれており、大晦日に除夜の鐘を108回撞くのはこれに由来しているといわれています。
除夜の鐘を聞きながら、新しい気持ちで新年を迎えてみてはいかがでしょうか。
年越しそば
江戸時代から日本に定着し始めたといわれている「年越しそば」ですが、別名「つごもりそば」、「三十日そば」とも呼ばれています。
なぜ大晦日にそばを食べる?その理由には以下のようなものがあります。
大晦日にそばを食べる理由
- そばのように細く長く生きられるように
- そばのように家族の縁も細く長く続くように
- 一年の災厄を断ち切る
このような理由で大晦日にそばが食べられるようになったようです。
縁起を担いで年越しそばを食べるのは、なんとも日本らしい風習だと思いませんか?今年の大晦日は縁起を担ぐという意味で、大晦日にそばを食べてみてはいかがでしょうか。
大掃除
大掃除ってなんとなく面倒だなと感じる方もいるでしょう。
もちろん大掃除をせずに年を越すことはできます。しかし、年末に大掃除をするのには意味があります。
大掃除の意味とは?
- 家の中の「煤払い(すすはらい)」を行い、神様を迎える準備をするのが目的。
この煤払いは、ただの掃除ではなく、神様を迎えるための神聖な清めの行事ということですね。
正月飾り
正月飾りは、お正月に家を訪れる歳神様を迎えるためのものとなります。
そんな正月飾りとして代表的なのが以下の3点です。
- 門松(松飾り)
- しめ飾り
- 鏡餅
門松
正月飾りの一つである門松は歳神様を迎える目印として飾ります。
歳神様が迷うことなく家に訪れてもらうために、玄関先や家の入口付近に置くのが一般的といわれています。
しめ飾り
しめ飾りは歳神様が宿る場所の目印として飾ります。
また、厄除けの意味もあり、災厄を払うものだともいわれています。
鏡餅
鏡餅は、歳神様へのお供え物として飾ります。
大小2つのお餅が重ねられていますが、月(陰)と日(陽)を表しているともいわれ、『円満に年を重ねる』という意味も込められています。
正月飾りを大晦日にするのはよくない?
正月飾りは大晦日にする方も多いと思いますが、昔から正月飾りは12月29日~31日に飾るのは縁起が悪いといわれています。
タイトル
12月29日は、「二重苦」という語呂合わせとなり縁起が悪いといわれています。
12月30日は、旧暦では大晦日とされるため、一夜飾りと同じ意味になるため。
12月31日は、昔から一夜飾りは縁起がよくないといわれているため。
一夜飾りが縁起が良くない理由とは?
- 歳神様を迎えるにあたって、大晦日に急いで準備するのは失礼、誠意に欠けるといわれているためです。
そのほかにも、一夜飾りは葬儀を連想させるため縁起が悪いともいわれています。
正月飾りは12月18日や28日といった末広がりの「八」は入っている日は縁起がいいといわれています。正月飾りをするなら大晦日ではなく、28日までに準備するのがベストといえるでしょう。
大晦日の過ごし方をご紹介!
皆さんは大晦日、何して過ごすか決めていますか?
2022年の大晦日は新型コロナウイルスの影響もあり、外出を控えて過ごされた方も多いでしょう。2023年は行動制限等も緩和され、今年の大晦日はどこかに旅行でも行こうと考えている方も多いでしょう。
ここでは大晦日の過ごし方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
大晦日のイベントに行く
大晦日はさまざまなイベントが実施されます。
たとえば、国内最大級の年越しフェス『カウントダウン・ジャパン』やUSJが開催する『NO LIMIT! カウントダウン 2024』などがあります。
自宅でのんびりではなく、例年とは違った過ごし方を検討されている方はイベントに行ってみるのもいいかもしれませんね。
年末恒例のテレビ番組を観る
テレビを観る人が減っているといわれている時代ですが、大晦日は家族で集まってのんびりテレビを観て過ごすしてみはいかがでしょうか。
家族でテレビを観れば、自然と会話も増えるかもしれませんね。
動画配信サービスで映画やドラマを観る
年末恒例のテレビ番組は飽きた、観たい番組がないという方もいるでしょう。
そんな方は動画配信サービスで映画やドラマなどを観るのがおすすめです。気になる作品、見逃してしまった作品を観て過ごしてみてはいかがでしょうか。
読書をして過ごす
テレビや動画配信で息抜きをするのもいいけど、大晦日は有意義に過ごしたいと考えている方もいるでしょう。
そんな方におすすめの過ごし方が読書です。常日頃忙しいビジネスパーソンにとって年末年始は読書をするのに絶好の機会です。
新しいスキルを身に付けたい、自分の悪い点、苦手な部分を改善したいなど、目的にあった本を読むといいでしょう。長編小説なども年末年始を利用して読むのにおすすめですよ。
国内旅行・海外旅行に行く
大晦日は年末年始にあたるため、旅先で過ごされる方も多いと思います。
会社や業種によって休みの期間は異なると思いますが、一般的に2023年の年末年始お休みは『12月29日~1月3日』の6日間のようです。
6日間もお休みがあれば、普段行けないようなところにも行けるでしょう。
国内旅行なら温泉が有名な地域に行ってみたり、海外旅行なら世界最大級の年末カウントダウンがおこなわれる「ニューヨーク」で過ごすのも楽しいでしょう。
ニューヨークのタイムズスクエアで開催される年越しイベントは、歴史は古く、1904年から続いているようです。歴史あるイベントに参加するのも楽しいかもしれませんね。
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年越しそばを食べる
大晦日に食べるとして、定番なのは「年越しそば」ですね。
年越しそばは、大晦日の代表的な行事の一つですね。大晦日に食べ終えれば、何時に食べてもいいといわれています。
グランピングをする
大晦日のグランピングは、家族や友達と楽しく過ごしたい方におすすめです。
グランピングは面倒なテント設営など、施設側が必要な物を準備してくれます。
グランピングは自然の中で輝く星を見たり、天気が良ければ初日の出を見ることもできるでしょう。
グランピングは、多くの雑誌やテレビなどのメディアに取り上げられ、知らない人はいないぐらい多くの方に認知されています。しかし、グランピングという言葉は知っているけど、そもそも「何ができるの?」「どうやって楽しむの?」と思っている方も多いと思います。
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大晦日の日にやってはいけないことってある?
大晦日にはやってはいけないこと、避けるべきことがあります。
大晦日にやってはいけないこと、避けること
- 正月飾りを飾る
- 餅つきをする
- 長時間火を使う
なぜ大晦日にやってはいけないのか、一つひとつ解説してきます!
正月飾りを飾る
正月飾りは前述でお伝えした通り、一夜飾りを意味するため大晦日に飾るのは良くないといわれています。
餅つきをする
餅つきも正月飾りと同様に大晦日は避けた方がいいといわれています。
12月31日についた餅は『一夜餅(ひとよもち)』と呼ばれており、葬儀の『一夜飾り』を連想させます。
新年までたった1日しかない大晦日に、バタバタしながら急いで準備したお餅を神様にお供えすることは失礼にあたるといわれています。
縁起を気にするなら
- 餅つきをするなら12月28日に行うのがいいでしょう。28日といった末広がりの「八」が入っている日は縁起がいいといわれています。
長時間火を使う
大晦日に長時間火を使うことは、よくないといわれています。
ではなぜ大晦日に長時間火を使ってはいけないのでしょうか?
大晦日に長時間火を使ってはいけない理由
- 長時間にわたり火を使うことは、火の神様に対して失礼であると考えられているため。
長時間火を使うことに加え、煮物料理もよくないといわれています。
煮物料理は調理をすると、灰汁(あく)がでてきます。灰汁は「悪」を連想させるため、歳神様を迎える前に、邪気を出すことはよくないといわれています。
そのため、大晦日は長時間火を使う料理や、灰汁が出るものを作るのは避けるのがいいでしょう。
ただし年越しそばは、一年の災厄を断ち切るという意味があるため問題ありません。
まとめ
大晦日は一年の節目となる日だからこそ、意味や由来を知っておくといつもとは違う気持ちで新年を迎えることができるでしょう。
大晦日の代表的な行事として『除夜の鐘・年越しそば・大掃除・正月飾り』があります。なんとなく昔からやっているからやるではなく、それぞれの意味を知ることで、捉え方も変わることでしょう。
本記事を参考に、新年を気持ちよく迎えていただければと思います。