【2023年最新】パスポートの申請に必要な書類から受取まで徹底解説!
新型コロナウイルスの影響で海外に行くことができず、ここ2~3年でパスポートの期限が切れてしまった人、各国が水際措置を緩和していることもあり、パスポートを作って夏休みやお盆休み、または年末年始に海外旅行を検討されている方は多いのではないでしょうか。
もちろん旅行以外にも、仕事で海外出張に行かれる方も増えてくれると思います。
筆者もコロナの影響で使うことがなくなっていたパスポートの更新をしに、先日パスポートセンターへ行ってきましたが、すごい人数で驚きました。
みんな同じようにコロナで海外旅行を我慢していた方が多かったのかなと感じました。
そこで本記事では、これから海外旅行に行かれる方向けに、パスポートの申請方法や必要な書類など、パスポートに関する情報を徹底解説していきます!
そのほかにも海外旅行で必要となるWiFiについても、おすすめのWiFiレンタルをご紹介します。
ぜひ、パスポートの申請や更新を検討されている方は参考にしてください。
渡航を計画し、空港の航空会社の窓口でチェックインしようとしたとき、パスポートの残存有効期間が不足しているために渡航できなかった人が増えております。
せっかく楽しみにしていた海外旅行、知らなかったがために渡航を断念しなければならないのは非常に辛いです。
渡航される方は、事前に渡航先国で必要とされるパスポートの残存有効期間や査証欄を確認しましょう!
渡航前に必ず確認すべきこと
渡航される国で必要とされるパスポートの残存有効期間を確認。
残存有効期間が1年未満の方は、新しいパスポートに切り替えることをおすすめします。
長期滞在を予定されている方は、滞在予定期間よりも長い残存有効期間を求められる場合があります。
査証欄が十分か確認(国によっては2ページ以上必要なケースがある)。
この記事はこんな方におすすめです
- パスポートを初めて申請する方
- パスポートを更新する方
- パスポートの期限が切れている方
パスポートの種類は全部で5種類!
日本のパスポートは世界で最も信頼度が高く、世界のパスポートランキングでも1位を取るぐらい世界最強のパスポートです!
そんな世界最強の日本のパスポートですが、意外と知らない人も多いかもしれませんが、全部で5種類です。
- 5年用旅券:有効期限が5年間の紺色のパスポート
- 10年用旅券:有効期限が10年間の赤色のパスポート
- 公用旅券:国会議員や公務員が公務で渡航する場合に発給されるパスポート
- 外交旅券:皇族や閣僚が公務で渡航する場合に発給されるパスポート
- 緊急旅券:在外公館において特別な理由によりパスポートが至急必要な人に発給されるパスポート
「5年・10年用」旅券は都道府県が取り扱っているパスポートで、「公用・外交・緊急」旅券は国(外務省)が取り扱っているパスポートとなります。
通常、私たち一般市民が海外に渡航するときに必要なパスポートは、一般旅券ともいわれている「5年・10年用旅券」となります。
ただし、渡航先でパスポートの紛失や盗難に遭った場合や、滞在中にパスポートの有効期限が切れてしまった場合などは、緊急旅券のパスポートが発給されます。
この緊急旅券のパスポートは、通常の旅券とは異なり有効期限が1年となります。
パスポートのデザインは選べる?
1992年以外28年ぶりにパスポートの査証欄のデザインが変更となりました。新しいデザインは葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が採用されました。
パスポートのデザインが新しくなった理由は、偽造防止能力を高めるためとなります。
なお、この新しいデザインのパスポートは、2020年2月4日以降に発給されるパスポートから、新しいデザインとなります。
従来のパスポートはとてもページ番号が印字されているシンプルなものでしたが、新しいデザインのパスポートはスタンプを押してもらうのがもったいないと思ってしまうぐらい、とてもかっこいいデザインとなっています。
かっこよくなったデザインを選びたいと思われる方もいるかもしれませんが、現在のとろこ査証欄のデザインが選べる情報は出ていません。
これからパスポートを申請される方は、手元に届いたら新しいデザインを鑑賞してみるのもいいかもしれませんね。
パスポートの申請はどのくらい費用がかかる?
パスポートの費用ですが、5年と10年、12歳以上か未満で費用は変わります。
ここではパスポートの申請にかかる必要について解説します。
注意事項
費用を支払うときは、現金のみでクレジットカードなどで支払うことはできません
クレジットカードでの支払いは、電子申請でパスポートの更新をした方のみとなっています。
一般旅券発給にかかる通常の手数料について
一般旅券(5年・10年)の費用は以下となります。
なお、12歳以上と未満で費用は異なりますので注意しましょう!
パスポート申請種類 | 手数料 | 収入印紙 | 合計 | |
一般旅券発給申請(新規・切替・訂正) | 10年間有効 | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年間有効(12歳以上) | 9,000円 | 11,000円 | ||
5年間有効(12歳未満) | 4,000円 | 6,000円 | ||
残存有効期間同一旅券 | ||||
限定旅券の新規発給申請 | ||||
限定旅券の渡航先追加申請 | 300円 | 1,300円 | 1,600円 |
年齢は旅券申請日における申請者の年齢となります。
5年以内に未交付失効があった場合の手数料について
パスポートは申請して発行後、6ヶ月以内に受領しないと失効してしまいます。
以下は5年以内に未交付失効があった場合の手数料になります。
パスポート申請種類 | 手数料 | 収入印紙 | 合計 | |
一般旅券発給申請(新規・切替・訂正) | 10年間有効 | 4,000円 | 18,000円 | 22,000円 |
5年間有効(12歳以上) | 13,000円 | 17,000円 | ||
5年間有効(12歳未満) | 8,000円 | 12,000円 | ||
残存有効期間同一旅券 | ||||
限定旅券の新規発給申請 |
失効してから5年以内にパスポート申請をすると、手数料が通常よりも6,000円高くなってしまういます。無駄な費用を支払わないために、発行したら忘れずに受領しましょう!
1ヶ月以内に受領するのがおすすめです!
パスポート申請に必要な書類とは?
パスポートを申請しようと思ったときに悩むのが、申請に必要な書類です。
新規・切替・更新・期限切れでも基本は必要な書類は変わりませんが、一部異なる点がありますので、ご自身に該当するものを下記から選択して確認いただければと思います。
なお、すべての方に共通していえることですが、基本パスポート申請に住民票と印鑑は不要です。ただし、以下の方は住民票(6ヶ月以内に発行)1通や印鑑が必要となります。
注意事項
以下の方は、住民票(6ヶ月以内に発行)が1通必要。
・住民基本台帳ネットワークの利用を希望しない方
・住民登録していない都道府県で申請する方
・1週間以内に住所や氏名を変更した方
・住民票を異動した当日の申請の場合で、住基ネットによる確認ができない方
身元確認書類として「印鑑登録証明書」を提出される場合は「登録印」が必要。
一般旅券発給申請書は、すべての方に共通しているパスポートを申請するときに必ず必要となる書類です。
一般旅券発給申請書はパスポートセンターのほか、区市町村の窓口や、外務省のホームページからもダウンロードすることが可能です。
パスポートセンターは地域によってはとても混雑しているため、事前に外務省のホームページから申請書をダウンロードしておいたほうが、時間短縮にもなるのでおすすめです!
新規申請(期限切れ含む)の方
以下は、新規申請または期限切れの方がパスポートを申請するときに、必要になる書類です。
- 一般旅券発給申請書(5年用または10年用):1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- 本人確認書類
- 戸籍謄本(発行日から6ヶ月以内で、記載内容が最新である):1通
- 前回取得したパスポート(失効したパスポートも含む)
新規申請(期限切れを含む)の方は、本人確認書類として、以下のようなものが必要になります。
パスポートの期限が切れていたとしても、失効後6ヶ月以内のものであれば、本人確認書類として使うことができます。
なお、書類によって1点で済む場合と2点必要なケースがあるので注意しましょう!
1点の提示で済む
- 日本国旅券(失効後6ヶ月以内の旅券を含む)
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 住民基本台帳カード(写真付)
- 船員手帳、小型船舶操縦免許証(海技免状)、猟銃・空気銃所持許可証、戦傷病者手帳、宅地建物取引士証(宅地建物取引主任者証)、電気工事士免状、無線従事者免許証
- 官公庁・公団・事業団・独立行政法人・特殊法人の身分証明書(写真付)
- 身体障害者手帳(偽造防止、写真付)
2点の提示が必要になるもの(a+b)または(a+a)
- (a)
健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証(健康保険証)、介護保険被保険者証、後期高齢者医療被保険者証、船員保険証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書(手帳)、基礎年金番号通知書、船員年金証書(手帳)、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(提出日前6ヶ月以内に作成したもので、登録印も併せて持参) - (b)
学生証(写真付)、会社の身分証明書(写真付、通行証や外務員証等では受付不可)、公の機関が発行した資格証明書(写真付)、身体障害者手帳(写真貼替防止のあるもの以外)、失効旅券(本人の確認ができるもの)、母子健康手帳(中学生以下)
切替申請の方(有効中のパスポートを持っている)
以下は、切替申請の方がパスポートを申請するときに、必要になる書類です。
- 一般旅券発給申請書(5年または10年):1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- 現在お持ちの有効なパスポート
- 戸籍謄本(発行日から6ヶ月以内で、記載内容が最新である):1通
- 事情説明書(損傷)
切替申請は以下の方が対象となります。
- 有効期間が1年未満
- パスポートの氏名・本籍地などの記載事項が変更となった
- パスポートの査証欄の余白が少ない
- パスポートが損傷してしまった
- IC旅券に切り替えを希望する
注意事項
有効期間内に切替申請する場合、旅券の残存期間は切り捨てられ、現在の旅券は失効となります。新しいパスポートでは旅券番号も変わるため、有効中のビザをお持ちの方や、旅行会社等へ切替前の古い旅券番号で手続されている方は注意。
未成年者の方(申請日現在、満18歳未満)
以下は、未成年者の方がパスポートを申請するときに、必要になる書類です。
- 一般旅券発給申請書(5年のみ):1通
- 戸籍謄本(全部事項証明書、発行日から6ヶ月以内で、記載内容が最新):1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- 本人確認のための書類
注意事項
18歳未満の方がパスポートを申請するときは、5年用のみとなります。
未成年者の本人確認をするための書類としては、以下のようなものがあります。
有効中のパスポートやマイナンバーカード、運転免許証なら1点で済みますが、健康保険証や印鑑登録証明書などはそれ以外に書類をプラスする必要があるので注意しましょう!
- 有効中のパスポート(失効後6ヶ月以内を含む)
- 写真付きのマイナンバーカード(通知カードは不可)
- 運転免許証
- 健康保険証+写真付きの学生証または生徒手帳
- 健康保険証+写真付きの社員証
- 健康保険証+写真付きの資格証明書(公の機関が発行)
- 健康保険証+子ども医療証
- 印鑑登録証明書および印鑑のセット一式+写真付きの学生証
- 生活保護受給証明書(公の機関が発行したもの)+写真付きの学生証
もし、該当する書類がない場合は、お近くのパスポートセンターに確認するようにしてください。
残存有効期間同一申請の方
残存有効期間同一申請は、以下のような方が対象となります。
対象者
- 氏名や本籍、生年月日、性別が変わった
- 査証欄の余白がなくなった
申請時に手持ちのパスポートを提示し、そのパスポートと有効期間満了日が同一となるパスポートを新しく発行することができます。
以下は、残存有効期間同一申請の方がパスポートを申請するときに、必要になる書類です。
- 一般旅券発給申請書(残存有効期間同一用):1枚
- 戸籍謄本(全部事項証明書、発行日から6ヶ月以内で、記載内容が最新):1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- 有効期間内のパスポート
紛失届の方
以下は、紛失届の方がパスポートを申請するときに、必要になる書類です。
- 紛失一般旅券等届出書:1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- 紛失または焼失を立証する書類:1通
- 本人確認書類
- 戸籍謄本(全部事項証明書、発行日から6ヶ月以内で、記載内容が最新):1通
本人確認書類は以下のものが必要となります。
1点の提示で済むもの
- 運転免許証
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 住民基本台帳カード(写真付)
- 船員手帳、小型船舶操縦免許証(海技免状)、猟銃・空気銃所持許可証、戦傷病者手帳、宅地建物取引士証(宅地建物取引主任者証)、電気工事士免状、無線従事者免許証
- 官公庁・公団・事業団・独立行政法人・特殊法人の身分証明書(写真付)
- 身体障害者手帳(偽造防止、写真付)
2点の提示が必要になるもの(a+b)または(a+a)
- (a)
健康保険証、国民健康保険証、船員保険証、共済組合員証、後期高齢者医療被保険者証、介護保険証、国民年金手帳、国民年金・厚生年金・船員保険の年金証書、共済組合年金証書、印鑑登録証明書とその登録印 - (b)
失効旅券(本人確認ができるもの)、学生証(写真付、生年月日記載)、生徒手帳(生年月日記載、中学生に限る)、在学証明書会社の身分証明書(写真付、生年月日記載)、公の機関が発行した資格証明書(写真付、生年月日記載)、療育手帳、こども医療受給資格者証、母子手帳(乳幼児に限る)
居所申請の方
居所申請は、住所を管轄する都道府県ではなく、居所を管轄する都道府県でパスポート申請することです。
なお、居所申請は申請者が学生または単身赴任者などで、必要な書類が異なります。
学生・生徒の場合
通常の申請に必要な書類のほかに、以下の書類が必要となります。
- 住民票(6ヶ月以内に発行したもの):1通
- 生徒手帳、学生証、在学証明書、入寮証明書:いずれか1点
※②の書類は、申請する都道府県内の学校に通っていること、もしくは通学のために住んでいることを確認するためとなります。
単身赴任者、季節労働者、長期出張者の場合
通常の申請に必要な書類のほかに、以下の書類が必要となります。
- 住民票(6ヶ月以内に発行したもの):1通
- 在職証明書
※②の書類は、申請する都道府県内で働いていること、もしくは仕事のために住んでいることを確認するためとなります。
一時帰国者の場合
通常の申請に必要な書類のほかに、以下の書類が必要となります。
- 居所申請申出書:1通
- 一時帰国者であることが確認できる書類:1点
一時帰国者であることが確認できる書類は以下となります。
- 在留国の査証または再入国許可のあるパスポート
- 在留国の外国人登録証
- 在留国の永住証明書
- 在留国の再入国許可証
- 有効期間内の外国旅券
- その他在留国政府が滞在を許可することを証明する公文書
上記のいずれも提示できない場合は、戸籍の附票が必要となります。
パスポートの証明写真で気を付けること
パスポートの申請時に必要となる写真ですが、サイズやいつ撮影されたものかなど、気を付ける点がいくつかあります。
基本的には駅やスーパーにある証明写真機を使えば、規定を満たすことができるでしょう。証明写真はパスポートセンターでも撮影することが可能ですが、パスポートセンターによっては受付と手続きですごく待つことになってしまうので、写真は事前に用意しておくことがおすすめです!
※有楽町にあるパスポートセンターは、6時間待ちなんてこともあるようです。
パスポート用に証明写真を撮るときの注意点を以下に載せておきますので、参考にしてください。
- 申請書には貼らず、そのままパスポートセンターへ持って行く
- 申請者本人のみが正面を向いて撮影したもの(斜め向きなどは不可)
- 申請日前、6ヶ月内に撮影したもの
- 帽子など被り物は原則不可(宗教上または医療上の理由により顔の輪郭がわかる範囲で頭部を布などで覆うことを認められた場合は除きます)
- 頭の輪郭(目や顔)がはっきり分かるもの
- 背景や影がない
- ふちなしで、規定サイズの寸法を満たしているもの
- 4.5㎝×3.5㎝
- 頭の上の余白は4㎜±2㎜
- 顔の長さは34㎜±2㎜
- 写真の端から顔の中心の幅は17㎜±2㎜
- 耳の横は2㎜以上
- 顎の下は7㎜±2㎜
普段、メガネをかけている方は撮影時に外すのがおすすめです。
メガネを外す理由としては、レンズの反射や目にかかるフレームなど申請を受理できない場合があるためとなります。
そのほかにも、パスポートの顔写真には以下のような注意事項がありますので、該当する方は注意しましょう!
注意事項
顔の長さを最小である32mmとしても写真の横幅内に顔が収まらない場合、耳を含めた顔全体を写真に収める。この場合、縦方向が32mmに満たなくとも問題ない。(ただし、耳の横の余白は2mm以上必要)
デジタル写真の場合、網状のドットや階段状のギザギザ模様のシャギー、インクのにじみのあるもの、ノイズ(画像の乱れ)が発生しているものなどは受け付けてもらえません。もし、ボックス写真やデジタルカメラを利用する方は注意が必要です。
パスポートの申請方法をご紹介!
パスポート申請に必要な書類が揃ったら、いよいよパスポートセンターで手続きです。
以下はパスポート申請の主な流れとなります。
- 申請に必要な書類を用意する
- 住民登録をしている都道府県の旅券申請窓口で手続き
これから申請する方はぜひ参考にしてください。
①申請に必要な書類を用意する
パスポートを申請するには、必要な書類がないと申請することができません。
旅券申請窓口(パスポートセンターなど)へ行く前に必要な書類を用意しましょう!
②住民登録をしている都道府県の旅券申請窓口で手続き
旅券申請窓口は、パスポートセンターや市役所などにあります。ご自身の窓口がどこになるのか、各自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
申請窓口に着いたら、まず受付をします。このとき「必要書類」を提出します。
受付が完了したら番号札を受取り、自分の番号が呼ばれるまで待機します。
自分の順番が呼ばれたら、窓口に再度必要書類を提出します。特に問題がなければ、パスポートの受領日が記載された旅券(パスポート)引換書を渡されます。
旅券(パスポート)引換書を受け取ったら申請手続きは完了です。
注意事項
自分の番号が呼ばれたときに、フロアにいないと次の番号の人が呼ばれてしまいます。番号札にQRコードがあれば、スマホで受付番号の待ち状況の確認ができます。
引換証を紛失した場合、再発行の手続きが必要となります。
>パスポートの受取方法はこちらをご確認ください。
パスポートの発行期間はどのくらい?
パスポートは申請してから受取るまで、通常は約1週間程度で受取ることができます。ただし、申請する都道府県の窓口によって若干異なります。
パスポート受取までの日数は、以下のように数えます。
- 申請日を1日目とし、土日祝休日および年末年始を除いた平日のみを数えた日数
パスポートの受取方法について
パスポートの受取は、申請をしたパスポートセンターでないと受取ることができません。しかも発行して6ヶ月が過ぎてしまった場合、せっかく時間をかけて申請したパスポートが失効(未交付失効)となってしまいます。
- パスポートの受取ができるのは、申請書を提出したパスポートセンターのみ
- パスポートは、旅券(パスポート)引換書に記載された交付予定日から受取ることができます
- パスポートは、発行日から6ヶ月以内に受取る。万が一、発行から6ヶ月が過ぎてしまった場合、そのパスポートは法律に基づき失効(未交付失効)となります
注意事項
パスポートの受取は、年齢に関係なく必ず申請者本人が窓口に行く必要があります。
それでは、パスポート受取に必要な書類と手数料について解説していきます!
必要なもの①:旅券(パスポート)引換証
パスポート申請の手続きが完了した際に、係員からパスポートセンターで渡されます。引換証には、パスポートの交付予定日や受取のご案内などが記載されています。
必ず受取可能な日にちを確認し、日程を調整するようにしましょう。
地域によっては、日曜日も受取可能な場合がありますが、日曜日は混雑することが予想されるため、なるべく平日に受取るのがおすすめです!
万が一、旅券(パスポート)引換書を紛失した場合は、パスポートセンターの窓口に申し出る必要があります。その際、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類の提出が求められます。
必要なもの②:申請時に提示した旅券
②は切替申請の方が対象となります。
※新規申請やパスポート期限切れの方は不要となります。
パスポート切替申請をした方が、受取時に旅券(申請時に提示したもの)を忘れた場合、パスポートを受取ることができませんので注意しましょう!
これは電子申請をした方も同様となります。
必要なもの③:納付手数料(収入証紙と収入印紙)
旅券(パスポート)引換書には、納付する手数料の金額が記載されています。
なので、パスポートを受取る日に、パスポートセンターの販売所で収入証紙と収入印紙を購入します。
注意事項
手数料はクレジットカード等で支払うことはできません
支払いが完了したら、パスポートセンター受取窓口に旅券(パスポート)引換書を提出します。
販売所は、基本的にパスポートセンター内にあることが多いですが、販売所がないだったり、受取日に販売所が休みだった場合は事前に購入しておくといいでしょう。
お住まいの地域で購入できる場所を、Googleなどで調べる購入できる場所がわかります。
収入証紙と収入印紙が購入できるところ
- 収入証紙は役所や県事務所など、収入印紙はコンビニや郵便局などで購入可能です
パスポート申請はどのくらい時間がかかる?混雑を避けるには?
パスポートセンターは地域によっては混雑しています。特にゴールデンウィークや夏休みの前や期間中は通常よりも混み合うので、パスポートを申請される方は連休前や期間中はなるべく避け、平日に行かれるのがおすすめです。
注意事項
東京都(有楽町・新宿・池袋)は、通常よりも大変混雑している状況です。
※2023年7月時点
申請者数が多い都道府県は「東京都・神奈川県・大阪府」のようです。
特に有楽町にあるパスポートセンターは、最大6時間かかる場合があるので、筆者がパスポート申請をしたときは、新宿にあるパスポートセンターで申請をしました。
新宿のパスポートセンターは午前9時から営業を開始しているため、営業開始時間に着くように行きましたが、受付から申請が完了するまで約2時間ほどかかりました。
なお、東京都内でも比較的に混雑を避けることができるのが、立川にあるパスポートセンターのようです。お住まいの地域によると思いますが、ご自身が行きやすいパスポートセンターに行っていただければと思います。
もしかしたら他県は、東京都と比較したら混雑していないかもしれません。混雑を避けるなら、なるべく早めの時間帯・必要な書類を揃えて行くといいでしょう!
なるべく混雑を避ける方法
- 連休前や連休期間中は避ける
- 営業時間開始を狙う
- 必要な書類を揃えておく
- 月曜日と金曜日および連休明けの初日は避ける
- オンライン申請を利用する(パスポート更新およびマイナンバーカード保持者のみ)
上記の方法をうまく活用して、混雑を避けていただければと思います。令和5年3月27日からパスポートの更新はオンライン(マイナポータル)で申請することが可能です。オンライン申請はマイナンバーカードが必要など、15歳未満の未成年者は代理提出が必要となります。
オンライン申請を希望される方は、外務省のホームページを確認してください。
地域にもよりますが、東京都ではパスポートセンターの混雑状況をWEB上で確認することができます。以下に東京都の窓口混雑状況のリンクを載せておきます。
>東京都の窓口混雑状況配信
パスポートはオンラインで申請可能?
前述でも述べたようにパスポートはオンラインでも申請することが可能です。ただしオンライン申請をするにはマイナンバーカードが必要となります。
オンライン申請対象者であっても、マイナンバーカードを保持していない方は利用することができません。
ここではパスポートのオンライン申請の方法や注意事項などを解説します。
オンライン申請はパスポートの新規や期限切れでもできる?
パスポートのオンライン申請ですが、すべての方ができるわけではありません。オンライン申請できるのは「パスポート更新(切替)」、「査証欄の余白が見開き3ページ以下」の方が利用することができます。
査証欄とは、海外に入国するときに入国スタンプが押されるページとなります。
注意事項
パスポートの新規申請や期限切れの方などは、窓口で申請する必要があるので注意しましょう!
オンライン申請に必要なものや手順をご紹介!
パスポートの更新をオンラインで申請する場合、以下のものを用意します。
- 有効中のパスポート
- 申請する方のマイナンバーカード
- マイナポータルアプリ対応のスマホ
マイナンバーカードですが、利用者証明書用電子証明書パスワードと署名用電子証明書暗証番号が必要となります。行政手続きをインターネットでする際に必要なものなので、事前に設定しておきましょう。
マイナポータルのアプリで申請をしますが、パソコンでも申請手続きは可能です。ただし、マイナンバーカードやパスポートの読み取りにはマイナポータル対応のスマホが必要となります。
オンライン申請の手順
オンライン申請は以下の手順となります。
STEP.1
ログイン
STEP.2
事前準備
オンライン申請の手順が知りたい方は参考にしてください。
パスポートセンターはどこにある?
パスポートセンターは各都道府県に1つはあります。本記事では外務省が用意している「パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク」ページのリンク先を用意しております。
ご自身のお住まいの地域は、どこで申請可能か確認するときに活用してください。
パスポートの注意事項
ここではパスポートに関する注意事項をご紹介します。パスポートを初めて取得される方も、既に持っている方も参考にしてください。
パスポートの保管場所に注意
パスポートを保管する場所は人によってさまざまです。パスポートにはICチップが内蔵されていますので、保管に適していない場所があります。
パスポート保管に適さない場所
- タンスやクローゼット(防虫剤と一緒)
- 長期間テレビの上などに放置
パスポートをタンスやクローゼットで保管している方は注意が必要です。タンスやクローゼットには防虫剤をセットしていると思いますが、防虫剤がある場所に長期間保管してしまうと、防虫剤の影響でパスポートのラミネートが変色する可能性があります。
注意事項
ラミネートが変色しているパスポートは、出入国審査で問題が起きる可能性がある
パスポートは防虫剤とは一緒に保管しないようにしましょう!
また、長時間テレビの上などに放置するのもNGです。外務省のホームページにも以下のような記載があるので確認しておきましょう。
Q47 ICパスポートの保管に際しての注意事項として、「磁気の強い場所は避けてください」とありますが、どの程度の磁気なら大丈夫なのですか。。
A 日常生活において利用されている磁石及び携帯電話等の電子機器類が発する磁気が、ICパスポートのICチップの動作に悪影響を与える可能性はほとんどありません。磁気ネックレス(健康器具)やハンドバッグの留め金等に使用されている磁石の4~10倍の強さの磁気に触れてもICチップが壊れないように、ICパスポートは作られています。ただし、微弱な磁気であっても、長期間テレビの上などに放置するなど、磁気を受け続けるような状態におくことは避けた方が望ましいため、ICページに注意書きを記載しています。
パスポートの紛失や盗難に注意
パスポートを渡航中もしくは国内にいるときに「紛失・盗難」をしてしまうと、悪用される危険性があります。
そのため、パスポートを無くしてしまったら悪用を防止するためにもすぐに紛失届を出す必要があります。
以下は、海外渡航中と日本国内で紛失・盗難した場合についてとなります。
海外渡航中に紛失・盗難した場合
最寄りの日本大使館や総領事館に連絡し、以下の必要となる書類を持って失効手続きをします。
【失効手続きに必要な書類】
- 紛失一般旅券等届出書:1通
- 警察署の発行した紛失届出を立証する書類または消防署等の発行した罹災証明書など
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- その他参考となる書類(本人確認や国籍の確認ができるものなど)
失効手続きが完了すると、パスポートが見つかったとしても利用することはできません。そのため、出国および日本への帰国をするために「帰国のための渡航書の発行」か「パスポートの再発行」のどちらかを選択します。
帰国のための渡航書を発行する場合は、以下の書類が必要となります。
【帰国のための渡航書を発行に必要な書類】
- 渡航書発給申請書:1通
- 戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの):1通
※もしくは日本国籍があることを確認できる書類 - 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- その他日程等が確認できる書類
発行には手数料がかかります。手数料は国によって異なるため在外公館に確認するといいでしょう。
【パスポートの再発行に必要な書類】
- 一般旅券発給申請書(5年用または10年用):1通
- 戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの):1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
なお、パスポートの再発行には10日ほど時間がかかります。すぐに帰国しなければいけない人は帰国のための渡航書発行がいいでしょう。
海外渡航中にパスポートの再発行が必要になった場合、戸籍謄本などがが必要になるため、万が一に備えて必要書類を携行しておくのもいいでしょう。
日本国内で紛失・盗難した場合
各都道府県のパスポート申請窓口で手続きをします。申請するために以下の書類が必要となります。
【パスポートの失効手続きに必要な書類】
- 紛失一般旅券等届出書:1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
- 本人確認書類運転免許証等
- 紛失等を立証する書類盗難の場合(警察の届受理番号)
【パスポート再発行に必要な書類】
- 一般旅券発給申請書(5年用または10年用):1通
- 戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの):1通
- 顔写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影したもの):1枚
手続きにはどうしても時間を費やしてしまうので、渡航中は肌身離さずしっかりと管理し、自宅で管理するときも紛失や盗難に注意しましょう!
パスポート申請に関するよくある質問
ここでは、パスポート申請に関するよくある質問とその回答を紹介します。
パスポートの受取は申請から何日かかる?
パスポートの受取は通常約1週間程度となります。申請する都道府県の窓口によって異なります。
早めにパスポートが必要な方は、ギリギリの申請ではなく、余裕を持った申請がおすすめです。
名前や本籍地が変わった場合はどうすればいい?
結婚して戸籍上の姓が変わった、引越しに伴い本籍地が変わったなど、パスポートの名前や本籍地が変わったときは、以下の2つの申請方法でパスポートの情報が変更できます。
- 切替申請
- 残存有効期間同一申請
切替申請の場合、手元にあるパスポートを返納し、新たな有効期間5年または10年のパスポートに切り替える方法となります。手数料は5年旅券(11,000円)と10年旅券(16,000円)でかかる費用を支払います。
※12歳未満の5年旅券の費用は6,000円
>切替申請に必要な書類はこちら
残存有効期間同一申請の場合、返納パスポートと残存有効期間が同一の新しいパスポートを申請する方法となります。この場合の手数料は6,000円となります。
>残存有効期間同一旅券の申請に必要な書類はこちら
以下は切替申請と残存有効期間同一申請を比較した表となります。どちらの申請方法にするか悩まれたときに、参考にしてください。
比較する項目 | 切替申請 | 残存有効期間同一申請 |
現在有効中のパスポート | 新しいパスポートに変わる | |
所持人自署(サイン)・顔写真・ICチップ内のデータ |
新しくなる |
|
パスポートの有効期間 | 発行日より5年または10年 | 有効期間の満了日は変わらない |
受取日数 | 通常は約1週間程度 ※申請する都道府県の窓口によって変わる |
|
手数料 | 5年旅券:11,000円(12歳未満は6,000円) 10年旅券:16,000円 |
6,000円 |
注意事項
住所が変わった場合は、申請は不要です
パスポートの申請は、土日祝日も可能?
パスポートセンターの窓口は土日祝日、年末年始期間は休みとなるため、申請受付業務は行っていません。ただし、パスポートの受取は地域によっては日曜日も営業しているところもあります。
日曜日にパスポートを受取希望をする場合は、窓口で日曜日受取可能か確認するといいでしょう!
パスポートは代理人が申請および受取は可能?
代理人が可能なのはパスポートの申請のみとなります。受取は本人が窓口に行く必要があるため、代理人が受取ることはできません。
申請書を代理人が提出する場合、申請者本人が記入しなければならない箇所があるため、事前に申請書への記入が必要です。
代理申請は、申請者の必要書類一式のほかに、代理人の運転免許証などの本人確認できる書類が1点必要となります。
以下に該当する場合、代理申請はできませんので注意しましょう!
注意事項
有効なパスポートの紛失・盗難・焼失の届出
申請書の「刑罰等関係」欄に該当する
居所申請
申請書の記載内容に疑義がある
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まとめ
新型コロナウイルスの影響で、ここ2~3年は海外に行くことができませんでした。海外から日本へ帰国するときの水際措置も緩和され、以前のように海外へ渡航される方も増えてくると思います。
しばらく使っていなかったパスポートの有効期限をみたら、いつの間にかパスポートの期限が切れていたなんて人も多く、パスポートセンターは混雑しております。
パスポート申請に必要な書類を事前に準備し、パスポートセンターへ行くのがおすすめです。
パスポートの切替申請の方であれば、オンライン申請することも可能なので、窓口で申請する時間が省かれます。パスポートの受取だけは窓口に行く必要があるので注意が必要です。
本記事を参考に、パスポート申請をスムーズに進めていただければと思います。