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確定申告の代行は?丸投げできる?

はじめに

確定申告が必要になったとき、自分で進めますか。それとも、確定申告を税理士に依頼しますか?ある程度確定申告の手順に慣れていれば良いですが、個人で確定申告をしようとすると、記載箇所や計算、添付書類の用意など大変です。そんな方向けの税理士事務所とは違う、確定申告の代行サービスの特徴や活用したいケースを紹介します。

 

▼目次

 

確定申告の代行サービスとは

これまで、個人が確定申告を依頼する先は、特定の税理士事務所が一般的だったかと思います。しかし、今や選択肢は、税理士事務所だけではありません。確定申告を丸投げしたいなら、確定申告を専門に取り扱った確定申告代行サービスという方法もあります。

税理士事務所の確定申告の流れと大きな差異はなく、必要な書類を送り、報酬分を支払って、代わりに確定申告をしてもらうという流れです。その後、申告した控えの返送、書類の返送という流れになります。

ただ、代行サービスというあまり聞きなれない言葉に不安を覚えた方も少なからずいることでしょう。代行サービスといっても、実態は税理士事務所での確定申告と同じです。税理士が確定申告の業務を代行します。
そもそも、確定申告は基本的に税理士資格がないと代行できない業務です。仮に税理士資格のない人が代行しているような代行サービスがあれば、違法になります。トラブルに発展させないためにも、念のため税理士が業務を行っていることを確認しておきましょう。

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確定申告の代行サービスの特徴

確定申告の代行サービスとは何かということをお話ししてきましたが、具体的に確定申告の代行サービスにはどのような特徴があるのでしょうか。確認しておくべき3つの特徴を紹介します。

 

1.どんな税理士が担当するかはわからない

税理事務所へ確定申告を依頼するのと、確定申告の代行サービスを利用するのとで基本的に大きな違いはないと紹介しました。違いがあるとすれば、どんな税理士が担当するかわからないということです。

税理士事務所の場合は、直接相談するなどで担当税理士と話す機会はそれなりにありますが、代行サービスの場合、業務が固定されているためか担当の税理士と話す機会はそこまで多くありません。確定申告時の担当税理士の名前だけで、実際には会ったことも、話したこともないというケースもあるでしょう。

代行サービス業者によっては、担当者が最初から最後まで対応することもありますが、直接話をする機会があっても、翌年の申告では担当者が変わる可能性もあります。確定申告の代行サービスに丁寧なアフターフォローを求めるなど、過度なサービスには期待しない方が良いでしょう。

 

2.個人で依頼するよりお得になることも

確定申告の代行サービスでは、過度なアフターフォローや丁寧なアドバイスなどはあまり期待できないと紹介しましたが、その代わりメリットもあります。

個人で税理士事務所に依頼するよりも、お得に確定申告が済ませられるということです。税理士事務所の料金表と比較すると、確定申告代行サービスの方が料金設定は低くなっていることが多いです。これは、確定申告を専門で取り扱い、作業を固定しているため。

作業範囲があまり広くならないこと、複数の税理士で対応できるような仕組みになっていることが、低価格の料金でサービスを提供できる理由にあげられます。

 

3.確定申告の丸投げが可能

確定申告の代行サービスは、すでに会計ソフトなどに入力されているデータなどをもとに確定申告をすることはもちろん、領収証や通帳からの確定申告も行っています。

つまり、確定申告に向けて何もしていない状態、丸投げでも対応してもらえるということです。税理士事務所の場合、事務所によっては記帳をしていないこともありますし、会計ソフトに対応していないこともありますので、何から何まですべてやってくれる確定申告代行サービスは安定感があります。

代行サービスを使用するほどの費用がない方は、確定申告を行ってくれる会計ソフトに代行を任せてみるのもいいかもしれません。行うのは自分ですが、ソフトを使えば処理も簡単に済むことになるでしょう。

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代行サービスは確定申告のこんなケースで使える!

確定申告の代行サービスはどういった場合で活用できるのでしょうか。個人事業主の場合、普段はあまり確定申告にかかわりのないサラリーマンの場合で、確定申告の代行サービスが活用できるケースを紹介します。

 

1.個人事業主の確定申告

確定申告が必要な人の多くが、個人事業主やフリーランスなど自身で事業を営んでいる人ではないでしょうか。法人ほどではなくても、日々営業している個人事業主の日々の業務と経理業務の両立に悩まされている人も少なくないかと思います。

特に、最大60万円の青色特別控除のある青色申告事業者は、確定申告の期限を1日でも過ぎれば特別控除の適用がなくなってしまいます。本業から経理まで、専従者などサポートしてくれる人がいるならまだしも、自分一人ですべてこなすのは困難です。

そんなとき、確定申告を代行するサービスは大変便利です。白色申告、青色申告どちらも対応してもらえるので、自分一人で確定申告が難しい個人事業主の大きなサポートになります。本業に集中したい人、確定申告のしかたがいまいちわからない人におすすめです。
また、確定申告の代行サービスは、税理士事務所に依頼するよりもお得なこともあるので、そこまでアドバイスを必要としない場合は確定申告代行で十分でしょう。

 

2.サラリーマンの確定申告

勤め先で年末調整のあるサラリーマンは、普通、年末調整内で所得控除などを行うため、別途確定申告をする必要はありません。しかし、中にはサラリーマンであっても確定申告が必要なケースがあります。

まず、本業以外に副業をしている場合です。所得20万円を超えなければ申告しなくてもよいことになっていますが、深夜アルバイトをしている場合、手作りのアクセサリーを販売している場合などは、確定申告しなければならないことがあります。
注目を集めるようになった仮想通貨の取引で利益を得た場合、FXや株式の売買で利益を得た場合も確定申告が必要です。ほかにも、医療費控除を受けたい場合など、年末調整では控除されない所得控除がある場合は、確定申告をした方が良いこともあります。

このように、サラリーマンでも確定申告が必要になった場合、気軽に利用できる確定申告代行は便利です。

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まとめ

確定申告の代行は、税理士事務所への直接の依頼以外に、確定申告の代行サービスを利用する方法もあります。確定申告の代行サービスの特徴は、お得な料金設定で、気軽に代行をお願いできるということ。ただし、その代わり税理士事務所での代行のような手厚いサービスが期待できない部分もあります。

確定申告に不安があるなら、確定申告の代行サービスの利用も検討に入れてみて良いでしょう。

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