公開日: (更新日:

煩わしい給与計算は給与計算ソフトにお任せしたほうがいい理由

はじめに

面倒な給与計算は、自分でするより給与計算ソフトに任せるべき。給与計算ソフトを利用することで、さまざまなメリットがあります。なぜ給与計算ソフトがよいのか、理由とおすすめの給与計算ソフトを紹介します。

▼目次

エクセルや社労士よりも給与計算ソフトを導入したほうがいい理由

社員が数人の小規模な事務所であっても、全員の給与を計算していくのは面倒です。まず給与計算のために勤怠管理(出勤や休暇の確認)からスタートして、給与額や手当の確認、社会保険、住民税、源泉徴収税、雇用保険など複数の項目を確認していかなくてはなりません。

給与計算の手間を少しでも軽くしたいなら、給与計算ソフトがおすすめです。

1.給与計算ソフトはメリットが大きい

給与計算ではチェックするいくつかの項目を紹介しましたが、中でも社会保険料は年1回更新されるもので、都度税額が変更されます。更新の頻度は決して多くないものの、その都度変更していくのは面倒ですし、社員が多ければ時間もかかります。
その点、給与計算ソフトであれば楽に計算できます。年末にかけて行う年末調整の計算も空欄に記入していくだけなので楽です。さらに、給与明細も給与計算ソフトからすぐに発行できます。書類の発行が簡単で、ミスも減らせるのが給与計算ソフトのメリットです。

2.エクセルで給与を管理する場合

給与計算ソフトを利用しない場合、エクセルを使って給与を管理する方法もあります。すでにインストールされているパソコンなら購入の必要がないので導入は楽です。

しかし、ほとんどの部分が手入力になるとミスが起きやすくなります。雇用保険など税率が分かっていれば関数を使って自動で計算できるよう設定もできますが、現在の税率もいつ改正があるか分かりません。税法改正で税率の度に設定を変更するので大変な部分も多いです。

3.社労士に依頼する場合

給与計算を専門家である社労士に依頼する方法もあります。専門家なので、特殊なケースなど対応してもらうことはできますが、何よりコストがかかります。大企業であれば多少のコストも目をつぶれますが、個人で依頼するのには負担が大きいです。さらにイレギュラーな事案が発生した場合、契約によってはすぐに対処してもらえないこともあります。

このように、給与計算の方法をみていくと、給与計算ソフトを利用した方がメリットは大きいです。

目次へ

給与計算ソフトはクラウド型が便利

給与計算をするならおすすめは給与計算ソフトですが、給与計算ソフトにも2種類あります。クラウド型とインストール型です。

1.インストール型の給与計算ソフトの特徴

インストール型とは、購入したソフトを使用するパソコンにインストールして使用するタイプのものです。家電量販店などで販売されているのは、だいたいがこのタイプ。多くは買い切りなので、費用が発生するのは購入時のみです。

ただし、購入後に重大な法改正があった場合、設定の変更だけではそのまま利用できないことがあります。ソフトのバージョンアップやアップデートが必要です。ただし、有料の場合もあるので注意しましょう。

また、インストールタイプのものは、パソコンに直接ソフトを入れて使用します。PCスペックによっては動作が不安定になるなど、パソコンの環境に依存しやすいです。合わせて、パソコンに直接データを保存することで、パソコンが故障したときにデータが消える可能性があることもリスクとして考えておきましょう。

2.おすすめはクラウド型の給与計算ソフト

クラウド型は、自分のパソコンにデータを保存するのではなく、インターネット上のサーバーにデータを蓄積する方法のこと。インターネットのない環境では利用できませんが、逆にインターネットさえあればさまざまな端末からアクセスできます。バックアップしなくてよいのもメリットです。

ただし、インストール型とは違って購入時だけでなく、毎月(または年1回など)支払いが発生します。その代わり、法改正や税率に変更があればすぐに無償でアップデートされるので、買い替えなど無駄な手続きが発生しません。

目次へ

おすすめクラウド型ソフト

給与計算ソフトを選ぶならクラウド型がおすすめですが、クラウド型にも数多くあります。今回は、中でもおすすめの3つのソフトをみていきましょう。

1.MFクラウド給与

初心者にもやさしい、シンプルでわかりやすいUIが魅力。チュートリアルで給与計算がはじめての人も安心して利用できます。カスタマイズもできるので、初心者に限らず給与計算ソフトに使いなれている人にもおすすめです。

また、計算ミスが起きないよう税率などの自動アップデートと自動計算により、常に正確に給与計算ができる仕組みを採用。MFクラウドの他のツールである、確定申告や会計、マイナンバー、経費などと連携できるので、すでにMFクラウド製品を利用しているなら利用を検討したい給与計算ソフトです。

2.やよい給与明細オンライン

インストール型でも実績のある弥生のクラウド型給与計算ソフト。誰でも簡単に利用できるように、給与明細だけに特化しています。そのため、他の給与計算ソフトと比べるとお得な価格設定です。コストを抑えてお得に給与計算がしたい人にぴったり。最大2ヶ月まで無料でお試しできるのもポイントです。

機能面も充実しており、自動計算によって給与その他が計算されるために、計算ミスの心配はほとんどありません。ただし、給与明細のみの特価で、年末調整などができない点に注意しましょう。

3.クラウド給与計算ソフトfreee

勤務管理から給与計算、年末調整、労務行政手続きまで、幅広い給与計算業務に対応しているのが魅力です。法人向けのプランもあり、初心者はもちろん個人で給与計算の経験がある人、法人にもおすすめ。登録から1ヶ月間は無料で利用できます。

なお、給与明細の発行に関しては、従業員への配布の手間が省けるように、オンライン配布に対応。配布のためのコスト削減にも役立ちます。さらに、自動集計、自動計算により初心者でも利用しやすいです。

会計業務に関するおすすめ記事

☑  会計ソフトを徹底比較!どのソフトを導入すべきか解説

目次へ

まとめ

給与計算の方法には、社労士に依頼する方法、エクセルを使う方法もありますが、正確性やコストを両立させたいなら給与計算ソフトがおすすめ。最近のソフトは、手入力の必要があまりなく、自動で計算してくれるものもあります。給与計算を面倒に感じたら、無理せず給与計算ソフトを活用しましょう。

LINE友だち追加
PC用のフローティングバナー