フランスは長い歴史の過程において、芸術や建築、食など、さまざまな分野で独自の文化を確立してきた国です。また、それぞれの分野が非常に洗練されています。
フランスへと旅行に行く計画を立てているなら、まずは知名度の高いエリアやスポットの情報を得たうえで、各地を回りながら歴史や文化を楽しんでみましょう。
本記事では、定番の観光エリア・スポットを中心に、フランスに行ったら訪れておきたい場所を紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
- フランスの観光スポットを知りたい方
- フランス旅行を計画中の方
- フランス旅行におすすめの施設を知りたい方
ビジョングループお客様サポートサイト編集部
パリ・パリ郊外で訪れたい観光エリア・スポット
フランスの首都であり、ヨーロッパの中心的エリアともされるパリには、さまざまな観光エリア・スポットがあります。
まずは、パリとパリ郊外で訪れておきたいエリアやスポットを紹介しましょう。
エッフェル塔
「エッフェル塔」は、フランスのシンボルともいえる塔です。
1889年の万国博覧会にあわせて建設されました。
建設されてから100年以上が経過しても、多くの人が美しいと感じるその洗練されたフォルムは、エッフェル塔の大きな魅力の一つでしょう。
高さは330mで、3つの展望台が備えられています。
展望台からはパリの街の一望も可能です。
展望台は階数により料金が異なりますが絶景を見たい方は、最上階へと行ってみましょう。
高さも大まかな形状も東京タワーに近いものの、「鉄の貴婦人」と呼ばれているエッフェル塔ならではの優雅な立ち姿は、パリを訪れなければ体感できません。
外からも中からも存分に楽しめるのもエッフェル塔の特徴です。
世界中からこのエッフェル塔を目当てにパリへと訪れる観光客も多いため、常に多くの人で溢れかえっています。
エッフェル塔に強い興味を抱いているのであれば、夜のライトアップされた姿も見逃せません。
また、夜でも展望台からパリを一望できます。
パリの夜景を楽しみたい人は、夜に訪れるのもよいでしょう。
ルーブル博物館
ヨーロッパでもっとも大きく、かつ最古の美術館が「ルーブル博物館」です。
「ルーヴル美術館」と表記されることもあります。
世界一来場者の多い美術館であり、パリを訪れたら避けられない観光スポットの一つです。
展示されている美術品は約3万5000点といわれています。
古いものでは7000年以上前の作品もあり、膨大な数だけではなく貴重なコレクションが、目の前で堪能可能です。
1日でルーブル博物館のすべては鑑賞できません。
そのため、事前に計画を練り、可能であれば複数日に分けて訪れるとよいでしょう。
はじめてルーブル博物館を訪れる場合は、世界的に有名かつ貴重な絵画や彫刻から回るのが定番の鑑賞方法です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や、「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」などが代表的な作品となっています。
ルーブル博物館のそばには美しい庭園であるチュイルリー公園があり、散歩や休憩が可能です。
パリならではのおしゃれなカフェレストランもあるので、ルーブル博物館は五感を存分に使って楽しめる観光エリア・スポットとなるでしょう。
ノートルダム大聖堂
「ノートルダム大聖堂」は、パリの中心を流れるセーヌ川に浮かぶシテ島にある建造物です。
聖母マリアに捧げられた大聖堂であり、「我らの貴婦人」を意味するノートルダムという言葉からも、その信仰心や思いの強さがうかがえます。
ゴシック建築の最高傑作ともいわれている建造物のため、パリを訪れたら一度は目にしておく価値があるでしょう。
見る角度によって異なる姿をみせるノートルダム大聖堂は、その重厚感からも歴史の長さと重さを感じさせてくれます。
ノートルダム大聖堂は、2019年に火災により一部が消失してしまいました。
再建および改修の工事が終了し、再オープンは2024年12月を予定しています。
オープン前に一度パリへと訪れ、そのときでしか目にできない改修工事中のノートルダム大聖堂の姿を見ておくのもよいでしょう。
あるいは、再オープンまで待ってフランス旅行へと出かけ、新たなノートルダム大聖堂の姿を眺めるのも一案です。
ヴェルサイユ宮殿
1682年に、ルイ14世により建設されたのが「ヴェルサイユ宮殿」です。
1979年には世界遺産に登録されています。
ヴェルサイユ宮殿はバロック建築の代表作であり、世界一豪華な宮殿と称され、当時にタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれるでしょう。
離宮、庭園、王の寝室、礼拝堂、劇場など、さまざまな場所が宮殿の敷地内にはあります。
各場所には美しい装飾が施され、現実に存在し人が住んでいたことが信じ難いほどの豪華さです。
建造物も素晴らしいものがありますが、観光客を魅了しているものの一つに庭園があります。
広大な庭園は隅々まで管理が行き届いており、いつでも美しい状態を保っています。
庭園は観光客にも人気があるので、宮殿と一緒に楽しむとよいでしょう。
訪れるたびに新しい発見があるほど広く洗練されたヴェルサイユ宮殿は、何度も足を運ぶ価値のあるスポットでもあります。
モンサンミッシェル
「モンサンミッシェル」は、フランスの西海岸に浮かぶ小さな島および、そこに建てられた修道院です。
1979年に「モンサンミッシェルとその湾」として世界遺産に登録されました。
潮の満ち引きにより、その姿を変えるのがモンサンミッシェルの魅力です。
干潮時には陸と地続きとなり、満潮時には要塞が海に浮かんでいるように見えます。
その姿は幻想的であり、多くの巡礼者たちも魅了しました。
中世には、命がけでモンサンミッシェルを訪れる巡礼者も多数いたといわれ、それほど多くの人を惹きつけ続けている魅惑的な場所でもあります。
観光客からも非常に人気のスポットで、島にはレストランやホテルなども建てられています。この地ならではの特産品や土産物なども手に入れられるでしょう。
ライトアップされる夜には、さらに幻想的で優雅な姿をみせてくれます。
また、日の出のタイミングでのモンサンミッシェルも観光客には人気です。
時間帯も含め、計画を丁寧に練ったうえで訪れてみましょう。
シャンゼリゼ通り
日本人にも耳馴染みのあるこの通りは非常に華やかであり、パリのメインストリートとなっています。
パリの豪華で優雅なイメージを定着させたのは、このシャンゼリゼ通りの存在が大きかったといってもよいでしょう。
通りにはフランス発の高級ブランドショップなども並んでおり、有名かつおしゃれなレストランも多々あります。
シャンゼリゼ通りで揃わないものはないといっても過言ではありません。
毎日多くの人で賑わっているシャンゼリゼ通りは、当然ながら観光客にも人気のエリアです。
特に、毎月の第1日曜日は歩行者天国となるため、多くの人が通りの真ん中を行き来しています。
より優雅な気分を味わいたいのであれば、歩行者天国となるタイミングを狙って訪れるとよいでしょう。
クリスマスシーズンは、通りがイルミネーションで彩られます。
さらに幻想的な気分に浸れる冬の旅行も選択肢の一つです。
エトワール凱旋門
フランスの観光スポットといえば「エトワール凱旋門」という人も少なくありません。
日本人の多くは、単に凱旋門として認識しているでしょう。
シャルル・ド・ゴール広場にあり、アウステルリッツの戦いの勝利を記念して、英雄ナポレオンの命により建てられました。
パリの玄関口としても知られている、世界的に有名な建造物です。
外から眺めるエトワール凱旋門は非常に壮観ですが、門の下をくぐると、細かな装飾が施されているのが確認できます。
壮大なイメージとは異なる繊細さも持ち合わせているのが、エトワール凱旋門の一つの魅力です。
入場料はかかりますが、エトワール凱旋門に登ることもできます。
上からは放射状に広がる通りがよく見え、地上からはイメージできない姿をみせてくれるでしょう。
パリの観光スポットの多くは夜になるとライトアップされますが、エトワール凱旋門も例外ではありません。厳かさを損ねないシンプルな光の演出により、優美な姿が浮かび上がります。
セーヌ河岸
セーヌ川は、これなくしてパリは語れないといわれているほどです。
そんなセーヌ川の一部（シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8km）は「セーヌ河岸」として世界遺産に登録されています。
観光客の多くはセーヌ川遊覧船を利用し、セーヌ河岸の観光を楽しみます。
セーヌ河岸の注目ポイントは、建ち並ぶ歴史的建造物とセーヌ川にかかる橋でしょう。セーヌ河岸からは、パリの歴史と優雅さ、洗練されたセンスなどが感じられます。
また、ランチやディナーが楽しめるクルーズもあるので、予約してみるとよいでしょう。
南フランスで訪れたい観光エリア・スポット
スペインやイタリアと接する南フランスにも、さまざまな観光エリア・スポットがあります。そのいくつかを紹介しましょう。
ニースのビーチ
ニースは、パリの次に人気の観光地として知られています。
年間を通して温暖な気候で、南フランスを代表する観光リゾート地といえるでしょう。
世界中のセレブも訪れる地であるため、旅行先としては申し分ありません。
特に、ニースのビーチは人気の高いスポットです。
約7kmも続くビーチは、青い海と白い砂浜のコントラストが美しく、気軽に海水浴が楽しめます。
のんびり過ごすのもよし、マリンアクティビティで体を動かしながら海との一体感を味わうのもよしと、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
海外沿いには高級ホテルもあり、ラウンジやカフェで飲食も楽しめます。
プロヴァンスのヴァランソル高原
プロヴァンス地方にある「ヴァランソル高原」は、世界でも有数のラベンダー畑として知られています。
広大な自然の中で一面に広がるラベンダー畑は、その圧巻の景色と香りが、その場にいる人たちを包み込みます。
絵画のようなその情景は、パリにあるような歴史的建造物とはまた異なるフランスの魅力を感じさせてくれるでしょう。
ラベンダーが咲き誇るのは、6月中旬から8月初旬にかけてです。
フォトジェニックなスポットとして人気のため、カメラや高性能のスマホなど写真を撮影する環境を整えて訪れましょう。
東フランスで訪れたい観光エリア・スポット
東フランスも、パリなどとは異なる雰囲気と文化を持ち合わせているエリアです。
そんな東フランスを代表する観光エリア・スポットを紹介しましょう。
コルマール市街地
アルザス地方に「コルマール市街地」はあります。
ドイツの影響が色濃く残っているこの地に、ドイツ様式のカラフルな木組みの家が建ち並んでいる景色が観光客に大人気です。
その家々はとてもかわいらしく、絵本やおとぎ話に出てくるような姿をみせてくれます。
石畳とのバランスも素晴らしく、フランスの興味深い一面をのぞかせてくれるでしょう。
歩いているだけでも楽しめるこのエリアでは、アルザス料理も堪能できます。
運河「プチ・ヴェニス」も、かわいらしい街並みの雰囲気には欠かせません。
思わず写真を撮りたくなる風景と数多く出会えるエリアです。
リヨン
「リヨン」は、フランス屈指の美食の街として知られています。
魚や肉などを使った伝統料理も非常に多く、この地でしか食べられないものとも出会えるでしょう。
あまり気取っていない、家庭料理のようなメニューが楽しめるのもリヨンの魅力です。落ち着いた雰囲気を好む観光客に選ばれているエリアといえます。
市場でもさまざまな食材に出会えるため、食に関する買い物をしたい人も訪れる価値があるでしょう。
世界遺産にも登録されている旧市街地は、赤い屋根の街並みが美しく、歴史が感じられます。
素朴でナチュラルな印象の建造物や現地の文化を楽しめる場所です。
西フランスで訪れたい観光エリア・スポット
西フランスにも、食や歴史的建造物など、さまざまな見どころがあります。
その中から、西フランスを代表するエリアやスポットを紹介しましょう。
ボルドー
「ボルドー」は、その名を冠する「ボルドーワイン」の産地として有名な都市です。
一方で、歴史的な建造物も数多く残っており、見どころの多いエリアとして知られています。
その魅力や価値の高さなどから「プチ・パリ」と呼ばれているほどです。
「月の港」として世界遺産にも登録されているため、フランスへの旅行の際には一度足を運んでおきたい都市となるでしょう。
ワインが好きな人は、「シテ・デュ・ヴァン」への訪問は外せません。
「シテ・デュ・ヴァン」はワインの博物館であり、世界中のワインの魅力や、奥深い知識と歴史を学べる施設です。
カルカッソンヌ
歴史的城塞都市として世界遺産に登録されているのが「カルカッソンヌ」です。
紀元前3年には、すでに砦が築かれていたとされています。
その堅牢な姿と、その周辺にある古い家屋や石畳は、中世の雰囲気を味わうことができます。
カルカッソンヌは散策するだけで、冒険をしている気分を楽しめるのも魅力です。
映画や漫画の主人公になったような気持ちになれるこの街は、大人の中に隠れている子ども心をくすぐります。
現存する難攻不落の城塞は一見の価値ありです。
ロワール渓谷
フランスには数多くの世界遺産がありますが、「ロワール渓谷」も、その一つです。
ロワール渓谷には300以上もの古城があり、世界遺産には、そのうちの140の古城が点在する景観が登録されています。
シャトーホテルとして一部の古城では宿泊も可能で、最新のホテルとは異なった体験が可能です。
都市部では得られない気分が味わえるでしょう。
多くの古城を巡りたい人はツアーへの参加が最適です。各古城の雰囲気や形状の違いも楽しみながらの観光ができます。
フランス旅行ではインターネットがあると快適！
フランス旅行では事前の知識も重要ですが、旅行中の情報収集も旅を楽しくするためには欠かせません。
常にインターネットへとつなげられる環境を整えておくと、観光スポットを巡りながら、歴史的背景や周辺の施設情報なども調べられます。
旅行中のインターネット接続を可能とする最適なサービスが弊社が展開する海外WiFiレンタルサービス「グローバルWiFi」です。
フランスの主要都市もカバーしているため、多くの観光エリア・スポットでもインターネットへと接続できます。
フランス現地の通信会社の回線を利用しており、現地の人と同じWiFiエリアで使用できる点も大きな特徴です。
グローバルWiFiではヨーロッパ周遊プランも用意されています。
さまざまな国への旅行の際に重宝するサービスとなるでしょう。
歴史的背景を学んでいっそう旅行を楽しもう！
フランスには、歴史的建造物や食など、楽しめるエリアやスポットが多くあります。
訪れる場所や建物の歴史的背景などの情報を得てから足を運ぶと、より理解が深まり、さらに楽しめるでしょう。
同時に、フランス旅行でも快適に使えるインターネット環境も整えておけば、より旅行を楽しめます。万が一の事態にも、ポケットWiFiなどネット環境があると安心です。
入念な準備と計画を整えたうえで、フランスを訪れましょう。
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