イタリアは、ヨーロッパのなかでも観光旅行先として人気です。
たとえば、コロッセオ、ピサの斜塔などは有名な観光スポットとして知られています。
ただ、イタリアに興味があるものの、世界有数の観光都市だけに行きたい場所を選択できずに悩んでしまう場合もあるのではないでしょうか。
本記事では、イタリアの魅力に触れつつ、観光エリアごとにおすすめの観光スポットを紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
- イタリアの観光エリア・スポットを知りたい方
- イタリア旅行のプランを立てている方
- イタリア旅行の準備をしている方
ビジョングループお客様サポートサイト編集部
イタリアの魅力とは？
イタリアの正式名称は『イタリア共和国』です。
観光地やリゾート、ショッピング、グルメなどが充実している国でもあり、旅行先として魅力的です。
イタリアへ旅行で行かれる場合、90日以内であればビザの申請が不要です。
そのため、日本人にとって気軽に旅行しやすい国の1つともいえます。
また、物価も西ヨーロッパとしては安いほうといえるため、観光費用もリーズナブルといえるでしょう。
気候は日本と同じように四季がありますが、日本より湿度が少なく、夏も日本より蒸し暑くありません。
ただ、イタリアは南北に長い土地であり、北と南の地域は気温差が大きいのが特徴です。
イタリアはミラノやベネチアといった華やかな街並みのある北部、首都ローマをはじめとした有名都市が密集している中部、世界三大美港の一つであるナポリなどがある南部に分かれています。
2023年時点、イタリアのユネスコ世界遺産登録数は58ヶ所もあり、これは世界一の世界遺産登録数です。
言語は基本的にイタリア語ですが、同じイタリア語であっても地域によって多少異なる方言もあります。
イタリアの北部エリアでおすすめの観光スポット
イタリアの北部はファッションの街として知られている「ミラノ」や、水の都「ベネチア」など、イタリアらしい華やかで壮大な街並みとなっています。
この項目では、北イタリアでおすすめの観光エリア・スポットについて解説します。
ミラノ
ミラノはイタリア経済の中心ですが、ミラノファッションという言葉が知られているほど「ファッションの街」としても有名です。
また、ファッションの最先端をいく街であると同時に、歴史的建築物も少なくありません。
観光客が絶えず訪れているのが「大聖堂ドゥオーモ」です。
こちらの大聖堂は、完成するまで500年もの年月をかけた世界最大級のゴシック建築として知られています。
特徴は天に向かって伸びる135本もある尖塔で、中央尖塔にあるのが黄金に輝く聖母マリア像です。
屋上テラスからはミラノの街が一望できる絶景を眺められます。
ほかには、美麗なガラス天井に彩られた十字型のアーケード「ガッレリア」が挙げられるでしょう。
ガッレリアは愛称であり、正式名称は「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ギャラリー」です。
ドゥオーモ広場とスカラ広場がつながっており、食が楽しめるカフェやレストランと、ショッピングが楽しめる高級ブランド店が集まっています。
スカラ座はオペラの最高峰と呼ばれている劇場で、世界3大オペラ劇場のひとつとなっています。
博物館には実際に使用されていた衣装や楽譜のほか、写真などが展示されており、見学することも可能です。スカラ座の歴史は古く、初開場は1778年でした。
ベネチア
「水の都」という名称で有名なベネチアでは、移動手段のメインが船です。
「アドリア海の女王」とも呼ばれており、多くの小島を橋で連結しているのが特徴です。
建物と建物の間を通るゴンドラ（小舟）の写真や映像を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
また、ベネチアはこれまでも多くの映画やドラマの舞台となってきました。
こちらには、キリスト教のマルコ伝の書記者である聖マルコの遺体が安置されています。
9世紀から建築され、何度も改修された結果、11世紀頃に現状の建物に落ち着きました。改修の度に様式が変わり、ルネッサンス建築、ロマネスク建築、ゴシック建築が取り入れられています。
2階にあるバルコニーから眺めるサン・マルコ広場は圧巻の美しさです。
また、サン・マルコ大聖堂に隣接する、7世紀頃から18世紀頃まで使用されていた「ドゥカーレ宮殿」は宮殿としての顔と、ヴェネチア共和国の総督、裁判所、政庁としての役割がありました。
天井や壁には大規模な絵画が描かれており、特に3階の大評議の間にあるティントレットの「天国」は世界最大の油絵と呼ばれおり、見ごたえがあります。
さらに、ベネチア旅行で外せない観光地は、北東部の「ブラーノ島」です。
カラフルな街並みが特徴的なフォトジェニックなエリアです。
天気が良い日にはロープに吊るされた洗濯物を見ることがありますが、そういった風景もカラフルな街並みとマッチして可愛いと人気となっています。
イタリアの中部エリアでおすすめの観光スポット
イタリア中部には、古代と現代の融合が絶妙な首都「ローマ」、数々の芸術家が生まれている花の都「フィレンツェ、ピサの斜塔が代名詞となっている港湾都市「ピサ」などがあります。
それぞれ観光エリア・スポットとして魅力があるため、フィレンツェはゆっくりと時間をかけて巡りたい地域です。
こちらでは、イタリア中部エリアのおすすめ観光スポットを解説します。
ローマ
イタリアの首都ローマは3000年の歴史があり、かつての古代世界における中心地でした。
そのため市内のあちこちで時代を感じさせる建築物を見かけることが可能です。
世界最小の国として有名なバチカン市国もローマ市内にあります。
ローマでぜひ見ておきたいのが古代ローマの円形闘技場「コロッセオ」です。
周囲527m、高さ48.5mもあるコロッセオは、収容可能人数が驚きの5万人という大規模闘技場となっています。
古代ローマの世界がそのまま抜け出したような建築物であるため、当時の人になりきって写真を撮るのもおすすめです。
外観の写真だけでも迫力がありますが、時間が許せば内部見学をして内側を見てみるとその壮大さをより体感できます。
テレビや映画などでよく取り上げられる印象的な造形物「トレビの泉」も人気の定番観光スポットです。
1762年に建築されたポーリ宮殿の壁の一部に造られたもので、バロック・ロココ様式の噴水です。
トレビの泉は恋愛成就や縁切りのパワースポットです。
噴水に向かって後ろ向きでコインを投げて願いましょう。
願うときに投げるコインの枚数によって叶えられる内容が異なるといわれています。
投げるコインの枚数はローマに再来したいときは1枚、恋愛成就は2枚、縁切りは3枚です。
ほかには、コロッセオやトレビの泉と並ぶ人気観光スポットとして知られているのが「 フォロ・ロマーノ」です。
こちらは、かつてローマにおいて政治、経済、宗教の中心地として重要なフォルム（中心広場）でした。
元老院議事堂、ユリウスのバジリカ、エミリアのバジリカ、戦勝記念の凱旋門、さまざまな神殿などが見学できます。
真実の口は教会の柱廊端にある海神トリトンの顔が刻まれている円形の石板で、嘘つきの人が口に手を入れると抜けなくなってしまうといわれています。
写真映えするスポットであるため、ローマの思い出として足を運んでみるのもよいでしょう。
フィレンツェ
フィレンツェはルネサンス時代の名残が濃く、歴史的な教会や博物館にもその面影を見ることができます。
絵になる街並みはいかにもイタリアらしく、どこに足を運んでもイタリアらしさを感じられるでしょう。
花の都とよばれることもあるフィレンツェの象徴は「サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂」です。
何度も工事が中断されたことから完成までに172年ほどかかったといわれています。
出来上がったときにはレンガ造りのドーム型クーポラは、世界最大といわれる大きさになっていました。
白やピンク、緑の大理石で彩られた美しい大聖堂には、展望スペースが設けられており、旧フィレンツェ市街を眺められます。
ほかにも、イタリアルネサンスの宝庫として有名な「ウフィツィ美術館」も代表的な観光スポットのひとつです。
ウフィツィは事務局という意味があります。
こちらの美術館は、かつてレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどのパトロンをしていたメディチ家のウフィツィでした。
そのため、ミケランジェロ、ラファエロといったルネサンス時代の巨匠たちの作品が展示されており、写真撮影も可能です。（フラッシュ撮影は禁止です）
また、美しい夕日にけぶるフィレンツェを眺められる「ミケランジェロ広場」もチェックしておきたい観光スポットです。
広場中央にはダビデ像が設置されています。
ただし、こちらのダビデ像は模造品で、本物はフィレンツェにある「アカデミア美術館」に収蔵されているため、本物と見比べてみることも可能です。
ピサ
ピサは11～13世紀頃に4大海洋のひとつとして栄えた湾岸都市で「ピサの斜塔」が世界的に有名です。
斜塔になったのはアート的にわざとしたわけではなく、建築中に起こった地盤沈下が原因でした。
傾きは見ただけでわかるほどですが、倒れそうで倒れないことから世界7不思議のひとつに数えられています。
かつて、ガリレオ・ガリレイが斜塔から物を落とし「落下の法則」の実験をしたエピソードが有名です。
ちなみに、ピサの斜塔は今後300年は倒れる危険がないともいわれています。
階段で最上階まで上がり、カメラやビデオ撮影することも可能です。
ピサの斜塔への入場には人数制限があるため、見学したい場合はあらかじめ公式サイトから予約しておきましょう。
ピサの斜塔はドゥオーモ広場内にありますが、こちらでは大聖堂や洗礼堂、カンポサント（納骨堂）など歴史ある建物も多いです。
なかでも、ピサの大聖堂は左右が対称になった外観が特徴です。
また、入り口の上部にある彫刻、中にある美しい装飾なども一見の価値があります。
イタリアの南部エリアでおすすめの観光スポット
ローマやミラノに次ぐ第3の都市が「ナポリ」です。
青の洞窟があると有名な「カプリ島」など、イタリア南部エリアも見どころが多い地域となっています。
こちらでは、イタリア南部のおすすめ観光スポットを解説します。
ナポリ
イタリアのカンパーニア州の州都ナポリはローマやミラノに次ぐ大規模な街であり、「ナポリを見てから死になさい」というイタリアのことわざがあるほどです。
ナポリはイタリアでも有数の観光都市で、前述したことわざが指している「ナポリ」は、「ポジリポの丘」からの眺めではないかといわれています。
ポジリポの丘から見る夜景は、日本の函館山、香港のビクトリアパークと並ぶ世界3大夜景のひとつです。
当時、ポンペイは火山の噴火によって火山灰で埋まり、1晩で消滅したといわれています。
しかし、一部の建物や壁画、芸術品などは損傷の少ない状態で残っており、見応えがある観光エリア・スポットです。
1748年に発見されるまでは火山灰に埋もれていたことも損傷が少ない状態で残されていた理由と考えられており、現在は世界遺産にも登録されています。
カプリ島
ナポリ湾の沖合に浮かぶカプリ島は、外周が約17kmの小さな島です。
ナポリやソレント、イスキア島などからフェリーや高速艇を使ってアクセスできます。
カプリ島で知られているのが「青の洞窟」で、この洞窟が目的でカプリ島を訪れる観光客も少なくありません。
地盤沈下で海に沈んだ洞窟であり、入り口の高さはわずか1mですが、奥行きは60mもあります。
ボートで洞窟内に入ると、そこにひろがるのは美しい青の世界です。
波が高い日は営業中止になる可能性が高いので、海が穏やかな夏場に訪れるのがおすすめです。
青の洞窟と同じく、カプリ島を代表する観光スポットは島の西部にある「モンテソラーロ」です。
アナカプリ地区にあるサンミケーレ教会近くにあるリフト乗り場からソラーロ山の山頂まで1人用リフトに乗りましょう。
山頂は標高589mで、リフトで移動すると約15分で到着できます。
山頂までの移動中には目下にひろがる広大な海や山が眺められ、まさに絶景です。
ただ、リフトは1人乗りのうえ、膝の上にバーがあるだけのシンプルな作りとなっているため、高所恐怖症の人はあまり向いていません。
ハイキングコースで山から下りられることから、時間があればそちらを歩いてゆっくり景色を堪能するのもよいでしょう。
イタリア旅行でWiFiレンタルは必要？
イタリア国内で観光客が無料WiFiを利用できる場所は、ホテルや空港、駅、カフェなどがあります。
基本的に、空港や駅は端末を、無料WiFiに接続すればインターネットを利用することが可能です。
ただし、サービスの内容次第ではクレジットカードを登録したり、利用時間が制限される場合があります。
イタリアではWiFi環境が整っているため、自分でWiFiを用意する必要がないと感じる場合もあるでしょう。
しかし、無料WiFiは誰でも自由に利用できるメリットがある反面、情報面のセキュリティには不安が残ります。
また、場所によっては通信の安定性に関しても問題がないとはいえません。
街歩きをしながらインターネットにを利用したくても、エリアによっては無料WiFiだけでは不便です。
そのため、イタリア旅行中にスマホで快適にインターネットを使いたい場合は、あらかじめ海外旅行向けのWiFiレンタルサービスを準備しておくことをおすすめします。
WiFiレンタルは格安でインターネットが利用でき、もしもトラブルが発生したとしても手厚いサポートを受けられるのが魅力です。
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イタリア国内の観光エリア・スポットを把握し多くの街を旅しよう
イタリアには歴史的な建造物が数多くあり、気品ある美しい街並みも大きな魅力です。
旅行中にインターネットを利用したいのであれば、WiFi環境が重要になります。
特に、街中を移動する際にグーグルマップ等が利用できれば、多くの観光スポットに行きたいときにも便利です。
たとえば、海外WiFiレンタルサービスの「グローバルWiFi」は定額制で利用できて、
使える容量ごとのプランも様々あるため、自分の使い方にマッチしたプランをチョイスできます。
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