世界を旅行する人の多くに好まれている国の一つに、ニュージーランドがあります。
ニュージーランドは、大きく南島と北島とに分かれており、それぞれに見どころの観光エリア・スポットがあります。
それらは、訪れる観光客を飽きさせません。
本記事では、ニュージーランド旅行を計画している人が訪問先リストに入れておきたいエリアやスポットを南島と北島とに分けて、それぞれ紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめです
- ニュージーランド島の観光スポットを知りたい方
- ニュージーランド島旅行を計画中の方
- ニュージーランド島旅行におすすめの施設を知りたい方
ビジョングループお客様サポートサイト編集部
ニュージーランドの観光情報
まずは、ニュージーランドの基本的な情報について押さえておきましょう。
日本との時差は通常3時間ですが、サマータイム期間中は4時間となります。
ちなみに、サマータイムの適用期間は、毎年9月の最終日曜日から翌年4月の第1日曜日までです。
ニュージーランド観光のベストシーズンは10月下旬から4月上旬までといわれているため、ちょうどサマータイム期間中となるでしょう。
ニュージーランドは3ヶ月以内の観光であれば、ビザは必要ありません。しかし、事前にNZeTA（電子渡航認証）の取得は必要です。IVL（国際観光税）が徴収される点も押さえておきましょう。
1日の中でも気温の寒暖差が大きいので、羽織るものがあると安心して観光地を回れるでしょう。
南島でおすすめの観光エリア・スポット8選！
まずは、ニュージーランドの南島を代表する観光エリア・スポットを紹介します。
多くの自然が残り、さまざまな体験もできる南島のエリアやスポットは、訪れる価値の高いところばかりです。
テカポ湖
ニュージーランドには数多くの湖がありますが、その中でも特に人気の湖が「テカポ湖」です。
テカポ湖はサザンアルプスの山々に囲まれており、ターコイズブルーが海のように美しく輝いています。
テカポ湖が高い人気を誇っている理由の一つが「星空」です。
この地の夜空はユネスコの「星空保護区」として指定されています。
また、この周辺の空が世界遺産への登録を検討されていると聞けば、どれほど価値が高く美しいかがイメージできるでしょう。
周辺に住んでいる人たちは、この星空を守るために明かりを極力抑えながら生活しています。
昼間は下に青緑色に輝く湖が、夜は上に綺麗な星空が広がる、世界でも屈指の絶景といえる場所です。
星空観察ツアーなどもあるので、機会があれば参加してみるのもよいでしょう。
善き羊飼いの教会
テカポ湖の湖畔に佇むのが「善き羊飼いの教会」です。
この石造りの小さな教会は、1935年に建てられました。
教会の中には十字架が掲げられ、ガラス張りの窓からはテカポ湖が眺められます。
非常に素朴な教会でありながら、神聖な雰囲気も感じられる、とても不思議な教会です。
周囲の山々や湖など壮大な景色を背景にした、まさに牧歌的な雰囲気がフォトジェニックなスポットとして人気を集めています。
テカポ村にある唯一の教会ということもあって、現在でも使用されている点も重要知識として頭に入れておかなければいけません。
礼拝だけではなく、結婚式なども行われており、だからこそ漂う神聖な空気を肌で感じられる教会となっています。
テカポ湖とあわせて堪能してみるとよいでしょう。
ミルフォード・サウンド
世界遺産に登録されている国立公園にあるフィヨルドが「ミルフォード・サウンド」です。
ほぼ垂直にそそり立つ1000m級の山々は圧巻の一言であり、自然の雄大さが間近で感じられます。
その中でも、もっとも高いのが、1683mの標高を誇る「マイター・ピーク」です。
その姿は神々しくもあり、見る者の言葉を失わせるほどの迫力があります。
ミルフォード・サウンドを優雅に眺めたいのであれば、クルーズツアーへと参加するとよいでしょう。
山々に触れながら滝や湖を眺められるトレッキングも人気です。
ミルフォード・サウンドはポストカードにもなるほど、有名な観光スポットとなっています。
天候や時間帯により美しさも変化し、さまざまな顔が見られるのも魅力です。
タスマン氷河
クライストチャーチとクイーンズタウンの中間にあるのが「タスマン氷河」です。
ニュージーランド随一の大きさを誇る氷河で、その広大な白銀世界は、自然が感じられる他のエリアとは一線を画しています。
氷河クルーズを楽しめるところは、タスマン氷河を含めて世界で3ヶ所でしか行われていないようです。それほど貴重なタスマン氷河は、約27kmも続いています。
氷河クルーズは毎年9月初旬から5月下旬頃までといわれています。ニュージーランドへの旅行計画を立てる際には注意しましょう。
他にも、自動車で走るツアーや飛行機で訪れるツアーなどもあります。
それぞれに違った体験ができるので、何度訪れても満足できるエリアとなるでしょう。
注意しておきたいのは、変わりやすい天候です。
事前に天候を調べ、また、入念な準備を整えたうえで訪れる必要があります。
ワカティプ湖
「ワカティプ湖」も、ニュージーランドを代表する湖であり、人気の観光スポットです。
クイーンズタウンの中心部にある湖で、「翡翠の湖」とも呼ばれています。
それほど美しい色合いのワカティプ湖は、周囲の自然とのコントラストがとても魅力的です。
遊歩道を歩くだけでも楽しめるものの、蒸気船クルーズを利用する観光客が後を絶ちません。
ワカティプ湖だけではなく、周辺のクイーンズタウンの美しさも堪能できるためでしょう。
クイーンズタウンそのものが観光地として人気となっており、さまざまな楽しみ方が可能です。
サイクリングやパラグライダーなども非常に人気があります。
ワカティプ湖を眺めながらのこれらのアクティビティやレジャー体験は、体を動かすことが好きな人にも最適です。
湖を泳ぐ魚を観察できるツアーへと参加すれば、生き物が好きな人も存分に楽しめます。
現地へと赴いてみると、想像以上に豊富な楽しみ方が用意されているエリアだと実感できるでしょう。
アオラキマウントクック国立公園
「アオラキマウントクック国立公園」は、標高3724mとニュージーランド一の高さを誇る山を有する公園です。
「アオラキ」は、ニュージーランドの先住民であるマオリの言葉で「雲を突き抜ける山」という意味です。
その名に恥じない大きな山々は、眺めているだけでも壮大な気分にさせてくれるでしょう。
山だけではなく、川や湖なども眺められるこの国立公園は、世界遺産に登録されています。
人工的な建造物と少し距離をおいた観光がしたいときに選ぶとよいエリアです。
このエリアでは、ハイキングやカヌーなど、自然と触れ合えるアクティビティが多く用意されています。
初心者でも上級者でも楽しめるよう、いくつかのコースが用意されているので、自身のレベルにあわせてコースを選ぶとよいでしょう。
クライストチャーチ
「クライストチャーチ」は、ニュージーランド南島の東海岸にある都市です。
イギリス以外でもっともイギリスらしいといわれている街で、イギリスの遺産も多く残っています。
クライストチャーチのシンボルといえば「クライストチャーチ大聖堂」でしょう。
1904年に完成した大聖堂ですが、完成までには40年もかかっています。
かわいらしい装飾も施された大聖堂でしたが、2011年の地震の影響により崩壊してしまいました。
街並みは、古い歴史と現代が融合する雰囲気です。
全体的に落ち着いており、とても過ごしやすいエリアといえます。
そのような街並みの近くにあるとは思えないほど、ダイナミックな体験が可能なアクティビティが用意されている点も大きな特徴です。
中でもホエールウォッチングツアーは人気で、大自然も堪能できます。
歴史と現代と自然を同時に楽しめるクライストチャーチは、ニュージーランドの中でも訪れる価値の高いエリアの一つでしょう。
スカイライン ゴンドラ レストラン＆リュージュ
ニュージーランドへと訪れた際に利用したいのがスカイライン・ゴンドラです。
南半球でもっとも急だといわれているケーブルカーによる景色は、クイーンズタウンを一望できます。
眼下に広がる景色だけではなく、高所だからこそのおいしい空気も味わえるでしょう。
その開放感は圧巻です。
展望台内にはレストランもあります。
ビュッフェ形式で味わえるニュージーランドの名物料理は、観光客にとても人気です。
デザートとともに楽しんでみましょう。
また、ニュージーランドの伝統的な踊りとして世界中に知られている「ハカ」や、星空鑑賞も楽しめます。
1人乗りのソリのような乗り物「リュージュ」での滑走も体験しておきたいものの一つです。
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北島でおすすめの観光エリア・スポット7選！
ニュージーランドの北島にも南島に劣らないほどの、さまざまな観光エリア・スポットがあります。
ここでは、北島のエリアやスポットを7つ紹介していきましょう。
ロトルア
ニュージーランドの北島の中央部に広がる地熱地帯に「ロトルア」はあります。
この地熱地帯は活発な活動が続いており、それを利用した天然温泉や温水プール、泥を利用したスパなどが楽しめるのがロトルアの特徴です。
美容や健康に関心の高い人こそ、ロトルアでの観光を存分に堪能できるでしょう。
心も体も癒される、非常に興味深いエリアとなっています。
ニュージーランドの先住民族である「マオリ」の生活拠点も、この地やその周辺です。
マオリ独自の歌やダンス、彫刻など、さまざまな伝統や文化も学べます。
テ・アラワ族の伝統工芸やダンスに触れられるのも、ロトルアならではの体験といえるでしょう。
ニュージーランドの自然とともに生きてきた先住民族たちの思いや守り抜いてきた文化などは、日本人にも新たなインスピレーションを与えてくれます。
スカイタワー
ニュージーランドでもっとも高い建造物が「スカイタワー」です。
高さは328mあり、ラジオやテレビの電波塔の役割を果たしています。
1997年にオープンしたスカイタワーは、今やオークランドの重要なシンボルといってもよいでしょう。
51階と60階には展望台があります。
屋外にある展望台を歩くスカイウォークや、ワイヤーで地上まで降りていくスカイジャンプなどが人気です。
いずれも、他の場所では滅多にないスリリングな体験ができます。
さらに、スカイタワーを高速で滑り降りるVR体験など、高さを生かしたアトラクションが目白押しです。
エレベーターはガラス張りになっているので、それだけでもスカイタワーの高さを体感できるでしょう。
ギフトショップで、スカイタワーならではの土産品の購入も可能です。
記念にオリジナルグッズを手に入れておきましょう。
ホビット村
ワイカト地方にある「ホビット村」は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地となった場所です。
「ホビトン・ムービー・セット」はすべて映画用のセットですが、ホビットたちが住んでいる村がそのままの形で残されているため観光客の人気スポットとなっています。
映画や「ロード・オブ・ザ・リング」の原作ファンはもちろん、そうではなくてもファンタジーの世界に迷い込んだような気分が味わえ、満足度の高い貴重な体験となるでしょう。
自然と見事に融合して作られている点には、特に注目です。
草が生い茂り、かわいい花も咲いているその場所では、楽しい気分にならずにはいられません。
小柄な種族であるホビットたちの目線で散策してみると、よりホビット村の世界観に入り込めるでしょう。
ワイトモ洞窟
ワイカト地方にある「ワイトモ洞窟」も、観光客に非常に人気の高いスポットです。
洞窟の中には、小型のボートで入り込めます。
洞窟を進むと、ツチボタルが青く光る幻想的な光景と出会えるでしょう。
洞窟内であるにもかかわらず、そこに星空が広がるような感覚を楽しめるのがワイトモ洞窟の最大の魅力です。
ワイトモ洞窟の近くには、ルアクリ洞窟やアラヌイ洞窟などもあり、アラヌイ洞窟では鍾乳洞が見られ、長い年月をかけて作り上げられた自然の芸術作品を楽しめます。
ワイトモ洞窟とともに訪れてみましょう。
また、洞窟内の川を下るラフティングやアブセイリングなども楽しめます。
静かな心で洞窟内を鑑賞し、さらにアクティビティも体験すれば、一生の思い出に残る旅となるでしょう。
マウントビクトリア
ニュージーランドの先住民族であるマオリの人たちが見晴らし台としていたのが「マウントビクトリア」です。
標高約80mで、初心者でも登りやすいでしょう。
山の上からはウェリントン市街を眺められ、マオリの人たちと同様の気分が味わえます。
遊歩道も整備されており、散歩をしながら楽しむのも難しくありません。
その見晴らしのよさから夜景スポットとしても人気です。
マウントビクトリアの一部は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ場所ともなっていたので、ホビット村とあわせて訪れてみるのもよいでしょう。
マウントイーデン
ニュージーランドでもっとも標高の高い死火山が「マウントイーデン」です。
頂上にはすり鉢状になった噴火口がありますが、現在は活動していません。
そのため、草木が生い茂り、山の頂上とは思えないほどの景色に覆われています。
遊歩道もあるので、安全な散策が可能です。
展望台からは、オークランドの街並みが一望できます。
標高は196mとそこまで高くはないため、誰でも気軽に登りやすく、高台からの景色を楽しめるでしょう。
トンガリロ国立公園
「トンガリロ国立公園」は、氷河や火山が作り出した場所で、世界遺産にも指定されています。
さらにマオリの伝統も加わり、他ではみられない独特の造形を作り出している点が最大の魅力です。
トンガリロ山はマオリが埋蔵されていた場所であり、そう聞くと神聖な山であることが理解できるでしょう。
公園内の火山は、すべて活動中です。
生きている地球そのものや自然のエネルギーが感じられる、唯一無二の場所となっています。
一方で、ハイキングやラフティングが楽しめるなど、世界中の観光客がこの公園へと訪れる理由はさまざまです。
自然と一体となれるアクティビティで、トンガリロ国立公園を堪能するのもよいでしょう。
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インターネットを利用しながら快適に旅しよう！
ニュージーランドには、ここでしかみられない壮大な自然があります。
それらに寄り添うように建てられた建造物も見どころです。
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