【機内持ち込み可能なスーツケースとは?】サイズやメリット&デメリットを解説!
旅行や出張のとき、荷物を持ち運ぶのに必要不可欠なスーツケース。
そんなスーツケースですが、実は規定のサイズや重さを守れば機内に持ち込むことが可能です。
そこで本記事では、機内に持ち込めるスーツケースの規定サイズや重さ、メリットをご紹介!
この記事はこんな方におすすめです
- 機内に持ち込めるスーツケースのサイズが知りたい
- スーツケースを機内に持ち込むメリットが知りたい
- 機内持ち込みできるスーツケースの選び方が知りたい
機内に持ち込み可能なスーツケースのサイズとは?
機内にスーツケースを持ち込むためにはサイズを把握しておく必要があります。
ここでは機内持ち込み可能なスーツケースの基本サイズや選び方、国内線と国際線で異なるのかご紹介します!
機内持ち込み可能なスーツケースの基本サイズをご紹介!
機内に持ち込むことができるスーツケースの基本サイズは以下です。
基本サイズ
- 3辺合計115㎝以内
- 重さ10㎏以内
※LCC(格安航空会社)は7kg以内が多い
スーツケースの測定は、図1のようにハンドルからキャスターまで突起部分を含めた総外寸です。
なお、重さ10㎏以内はスーツケース単体の重さではなく、荷物を含めた重さの上限となりますので気を付けましょう。
注意事項
重さの規定は機内持ち込みだけではなく、預け荷物(受託手荷物)にも上限があります。
空港やホテルには、スーツケースの重さを測定する機械があります。ただ、空港に着いてからだと『規定の重さを超えていたらどうしよう・・・』と心配になる方もいると思います。
事前にスーツケースの重さが知りたい方は、自宅でも測定できる専用のはかりを購入するという方法があります。
自宅に専用のはかりがあると、出発前にスーツケースの重さを測定できるので安心して空港に向かうことができます。
国内線と国際線で機内持ち込み可能なサイズは異なる?
国内線と国際線で機内に持ち込めるスーツケースのサイズは異なります。
国内線の場合
機内の座席数によって、規定サイズは変わります。
座席数 | 重さ | サイズ(3辺合計/高さ×横幅×奥行き) |
100席以上 | 10㎏以内 | 115㎝以内/55×40×25㎝以内 |
100席未満 | 100㎝以内/45×35×20㎝以内 |
注意事項
各辺のサイズが規定内でも、3辺の合計が超えてしまうと航空会社によっては持ち込みできないため注意してください。
100席以上の飛行機から100席未満の飛行機へ乗り継ぐ場合、すべての区間で100席未満の規定を満たすようにしましょう。
100席以上であれば基本サイズを意識すれば問題ありませんが、100席未満は基本サイズとは異なるため注意が必要です。また、乗り継ぎされる方はご自身が利用する航空会社の座席数を把握した上で、便ごとに座席数が異なる場合は100席未満の規定サイズを参考にしてください。
国際線の場合
国際線は航空会社によって規定サイズが異なります。
以下は、有名な航空会社の機内に持ち込めるスーツケースのサイズと重さです。
航空会社 | 重さ | サイズ(3辺合計/高さ×横幅×奥行き) |
JAL(日本航空) | 10㎏以内 | 115㎝以内/55×40×25㎝以内 |
ANA(全日空) | 100㎝以内/45×35×20㎝以内 | |
大韓航空 | 12㎏以内 | 115㎝以内/55×40×20㎝以内 |
エールフランス | 115㎝以内/55×35×25㎝以内 | |
シンガポール航空 | 7㎏以内 | 115cm以内 |
エミレーツ航空 | 113㎝以内/55×38×20㎝以内 |
注意事項
コードシェア便や他航空会社の運航便が旅程に含まれている方は、他社の手荷物ルールが適用されますので注意してください。
航空会社によっては機内持ち込み可能なサイズでも、客室内に収納できないときはお預かり手荷物になる場合があります。
LCC(格安航空会社)は、手荷物を預けるときは別途料金が必要なケースがあるため、荷物を機内に持ち込む人が多いといわれています。機内持ち込みをする場合は、重さや規定サイズを超えないように気を付けてください。
機内持ち込みできるスーツケースの選び方
スーツケースは短期向けから長期向けまでサイズが用意されています。機内持ち込みをしたい方がSサイズ以上のスーツケースを選ぶと、まず機内持ち込みすることができないでしょう。
機内持ち込みできるスーツケースを選ぶときは、Sサイズの中から選ぶといいでしょう!
ただし、Sサイズのスーツケースは持っていける荷物が限られてしまいます。たとえば、長期滞在(5泊以上)する方が機内持ち込みにしたいという理由だけでSサイズを選んでしまうと、持っていく荷物が限られてしまいます。
中期・長期滞在を予定している方は、機内持ち込みを大前提とはせず、宿泊日数に適しているかどうかも選ぶときに確認しましょう。
以下はタイプ別に『宿泊日数・サイズ・重さ』の目安表となります。
Sサイズは機内持ち込みに適したサイズではありますが、中期滞在や長期滞在より短期滞在の方が利用するのに適しているともいえます。もちろん中期滞在でも荷物を減らせればSサイズでもいけるでしょう。
機内持ち込みできるスーツケースを選ぶときは、上記の目安表を参考にしてください。
スーツケースは機内持ち込みと預けるのどっちがいい?
あなたは旅行や出張で飛行機を利用する際、スーツケースは機内に持ち込みますか?それとも預けますか?
機内持ち込みも預け荷物もそれぞれメリットとデメリットがあります。
ここでは機内持ち込みと預け荷物で迷っている方向けに、メリットとデメリットをご紹介します。
スーツケースを機内に持ち込むメリットとデメリット
メリット
- 時間短縮になる
- 必要なものはすぐに取り出せる
- 紛失、破損リスクが回避できる
- 荷物を自己管理できる
デメリット
- 空港内を移動する負担になる
- 機内持ち込み可能なスーツケースのサイズを選ばないといけない
- 搭乗順が後ろのほうだと、席に近い荷棚が空いていないかもしれない
スーツケースを機内に持ち込むメリットとして、『時間短縮』があります。
スーツケースを預けてしまうと目的地の空港到着後、預けた荷物を受け取るのに時間がかかります。預けた荷物はすぐに出てくればいいですが、いつ出てくるか時間が読めず、家族やグループでチェックインしていても出てくる順番が異なります。
機内持ち込みなら、自分の荷物がターンテーブル(到着先の空港にある、ベルトコンベアー状の荷物の引き取り場所のこと)から出てくるのを待つ時間がなくなります。
また、日本の空港は丁寧にスーツケースを扱ってくれますが、海外の空港では乱雑に扱われるといわれています。そのため、預けたスーツケースが紛失もしくは破損リスクがあります。
機内持ち込みのデメリットとして、空港内を移動するときに荷物を持って移動しないといけないので、置き忘れなどにも注意する必要があります。
空港到着後の時間を減らしたい方は、機内持ち込みを活用するのがいいでしょう!
スーツケースを預けるメリットとデメリット
メリット
- 空港内の移動がスムーズ
- 荷棚が空いているか心配する必要がない
デメリット
- ターンテーブルに自分の荷物が出てくるのを待つ必要がある
- 空港を出るまで時間がかかる
- スーツケースの紛失・破損のリスクがある
スーツケースをチェックインカウンターで預けておくと、空港内をスムーズに移動できるというメリットがあります。
ただし、目的地の空港到着後、ターンテーブルに自分のスーツケースが出てくるまで待つことになります。すぐに出てくればいいですが、なかなか自分の荷物が出てこないこともあります。
荷物を待っている時間が意外と暇な上に、間違えて他の乗客が荷物を持っていってしまう、もしくは乱雑に扱われて破損してしまう可能性もあります。
スーツケースを預ける場合は、紛失や破損対策をするといいでしょう!
まとめ
機内持ち込みできるスーツケースの基本サイズは、『3辺合計115㎝以内、重さ10㎏以内』です。
しかし、すべての航空会社が同じというわけではありません。必ず利用する航空会社の規定サイズやルールを確認することが重要です。
機内持ち込みを前提にスーツケースを選んでしまうと、宿泊日数分の荷物が入らず、必要なものが持っていけなくなってしまいます。
機内持ち込みはとても便利ですが、ご自身の旅程にあったスーツケースを選ぶことを忘れないようにしましょう!
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