アイデアや資金調達だけでは不十分!事業を成功させる起業家になるための生活習慣や特徴とは
はじめに
覚悟を持って起業したのであれば、やはり大きな成功を収めたいもの。そんなとき参考になるのはすでに結果を出している先輩起業家たちのビジネスにおける考え方やライフスタイルです。今回は、成功した起業家たちに学ぶ事業をうまく進めるための極意についてみてみます。
▼目次
成功した先輩起業家に共通する、ある特徴とは
これまでに成功を収めている起業家たちの特徴を見てみると、そのアイデアや資金調達の仕方、持ち前のビジネスセンスが優れていたことはもちろんですが、それ以外にもいくつかの共通点があります。
とりわけ注目したいのが、生活習慣やライフスタイル、加えてあらゆることに対する考え方・思考法です。食事の仕方や休日の過ごし方など、一見するとビジネスにはあまり関係がなさそうに思えるようなことが、実は事業の成功に大きく影響しているとしたら…。
そこで、先人の知恵ならぬ先人たちの生活習慣や思考から、成功者に多い共通点を探してみましょう。
成功した起業家に共通する生活習慣や特徴
それでは、具体的な成功者たちの共通点をみていきましょう。どれかひとつでも真似をして自分に取り入れられれば、成功へのつながる道へとなるかもしれません。
1.ヨガや瞑想を取り入れている
「マインドフルネス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。 「今、ここで起こっていること」に集中し、周りの雑音や自らの感情、思考などに邪魔されることなくリラックスした状態でいることを意味します。
マインドフルネスの状態が保てると、常に気持ちをリセットでき、集中力がアップするだけでなく、仕事のパフォーマンスが向上するとして、近年大きな話題を集めています。ヨガや瞑想などが、マインドフルネスを会得する際の代表的な方法といわれています。
忙しい毎日の中で、ほんの数分間でも頭の中を空っぽにして、意識的に脳を休ませる。はじめは雑念ばかりが浮かんできて難しいかもしれませんが、慣れてくるとスーッと意識を集中していくことがスムーズにできるようになります。成功者たちは、仕事の合間や移動中のスキマ時間にヨガや瞑想を取り入れて、マインドフルネスを体感しているのです。
2.食事に配慮している
忙しい人たちは、普段どのような食事をしているのでしょうか。時間がないからファストフードばかりで済ませてしまっている、もしくは会食続きで豪華な食事ばかりだと思うかもしれません。
しかしながら、大きな事業を抱えているからこそ、健康に対する意識は人一倍高い人が多いのが実情です。つまり、成功者には毎日の食事に十分配慮している方が多いのです。
たとえば、夜21時以降は食事を控える、満腹になるまで食べない(※高脂肪・高塩分・肉中心の現代においては、腹5分目がベストという説もあります)、調味料や食材に気を遣うなど、いつでも全力で仕事に向かうことができるよう、健康体を手に入れるための配慮は欠かせません。
3.人を大切にする
成功を収めた高名な人ほど、入社したての新人や肩書がないような社員にまで気を遣い、平等に接することが多いといわれています。商品やサービスを幅広く売っていくためには、さまざまな人の視点で物事を捉えなくてはいけないからです。そうすることによって、新たなビジネスアイデアが生まれるかもしれません。
また、今は直接協働しない業種の人でも、今後いつ一緒に仕事をするチャンスが訪れるかは誰にも分かりません。誰に対しても礼儀正しく、そして、すべての人との出会いや縁を大切にし、感謝するようにしましょう。
4.外見にトレードマークを仕込む
かのアップル社を立ち上げたスティーブ・ジョブズといえば、どんな姿を思い浮かべますか? 黒シャツ、もしくは黒いタートルネックのトップスにジーンズ、スニーカーという姿が思い浮かんだのではないでしょうか。また、Facebook社のCEOであるマーク・ザッカーバーグも、毎日同じTシャツを着ていることで有名です。ほかにも同様の成功者は数多く、髪型まで一貫している人も見受けられます。
このように、「◯◯といえばこの服装」と相手に印象づけるようなトレードマークを作ることは、自分を覚えてもらう一番の近道になるかもしれません。
そしてもう一つ理由があります。それは、毎日着る洋服を決めるような小さな選択でも、積み重なると疲れてしまい、ビジネスシーンで必要な大きな決断をする時の正確性が落ちてしまうのだそうです。不必要な小さな決断を少しでも減らして、時間をより効率的に使うという意味でも、同じ服装を徹底している成功者は数多くみられます。
5.好奇心を持つ
大きな成功を遂げた人を見ていると、どんなことにも興味を持つ、好奇心旺盛な人が多いように思われます。
自分の得意なことや好きな分野に関しては、次々とアイデアが浮かんでくるということはもちろんあるでしょう。しかしそれだけでは事業は広がっていきません。これまで接点がなかったような新しい分野、苦手意識があったような分野にでも積極的に興味を持ち、自分から関わっていくことで、これまでにない新たな発想が生まれ、ビジネスに活かしていくことができるのです。
6.柔軟性がある
ビジネス以外にも当てはまることですが、凝り固まった思考では何事もうまくいかないものです。たとえば成功すると思っていたアイデアが、予期せぬトラブルでストップしてしまったとき、いったいどうするでしょうか。なぜうまくいかないのかと理由を追求することも必要ですが、それよりも大切なのは「自分の物の見方をどう変えることができるのか」ということです。
人は、無意識のうちに同じ考えに固執してしまいがちです。だからこそ、頭を柔らかくし、これまでNOとしていたことを肯定的に考えてみる、また別の角度からみてみる。そういった柔軟性がビジネスを成功させる秘訣のひとつです。
7.何事も楽しむ
たとえ好きなことを仕事にした人であっても、起業家としてビジネスを進めていくうえで、挫折したり辛い想いをしたりするときが訪れるでしょう。しかし、成功者たちはそんなときであっても楽しんでいるのです。
もしも、やる気が出ないことや嫌だと感じる仕事に直面した時は、反対の視点から物事を捉えてみましょう。たとえば「どうしたらこの作業が楽しくできるのか」。そういった真逆の考え方をしてみると、嫌だと感じていた仕事に面白みが発見でき、結果作業が捗るということもあります。
また、ビジネスが軌道に乗るまでは、寝ても覚めても仕事のことを考える日々が続くものです。そんな仕事漬けの毎日だからこそ、何事も楽しむ心と余裕があれば、24時間365日をいきいきと過ごすことができます。
事業を成功させるには、心身を大切にすることも重要
今回は成功者たちに多い共通点を7つみてみました。もしかするとビジネスには関係がないことばかりだと思った方もいるかもしれません。しかし精神面、肉体面が健康であってはじめて事業にも前向きに取り組めるのではないでしょうか。
このほかにも、「夜型ではなく朝型で仕事をする」という生活習慣も成功者に多くみられます。質の良い睡眠は仕事の効率をアップさせます。やはり健康的な生活あってこそ、事業の成功がなし得るのかもしれません。