「商売ビジネス」とは?都会も田舎も関係なく1人でできる起業アイデア8つ
事業にもさまざまな種類がありますが、とりわけ物やサービスを売ることで「商売ビジネス」を行いたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
近年はインターネットが広く普及し、自分一人だけで、どこに住んでいても起業をしやすくなりました。
この記事では、「商売ビジネス」について触れていきます。
- 1人で商売を始めようと思っている方
- 何か新しいビジネスネタを探している方
- テレワークでもできるビジネスを探している方
起業前に知っておこう!「商売」ビジネスって何?
「商売」とは
「1.商品を仕入れて、売ること。あきない。2.課せられている任務。つとめ。また、職業。専門の仕事。(三省堂/大辞林 第三版)」という意味ですが、ここでは「商品やサービスを販売して利益を得るビジネス」を「商売ビジネス」と定義します。
実店舗で商品を販売したり、飲食店などで食べ物を販売したりするケースはもちろん、最近はインターネット上で店を構えて受注・発送を行うインターネットショップも増えています。
また、形のある商品ではなくサービス自体に値段をつけて販売し、大きな成功を収めている起業家も数多くいます。
いずれの場合も、その商品やサービスがいかに顧客にとって魅力的か、消費者のニーズにきちんと応えられるか、そして需要が存在している層に対して確実にアピールしていけるかが、成功への鍵となるでしょう。
1人でもできる商売アイデア
それでは実際に、商売ビジネスのさまざまなケースをみていきましょう。
まずは、一人でもできるアイデアです。
1.カメラマン(写真販売)
基本的に「フリーランス」という肩書の職業は、一人で成り立つものが多いです。
なかでもカメラマンは、撮影準備からデータ納品まで全ての工程を自分一人で行っている人が大多数なのではないでしょうか。
基本的には、個人ブログやホームページなどで顧客を募り、撮影を行います。
入学式、七五三、運動会、年賀状用など、一年を通してその時々に合わせたニーズがあるため、写真の腕やセンスが認められれば、依頼はどんどん増えていくでしょう。
また、依頼を受けて撮影するのではなく、普段からさまざまな写真を撮りためておいて、インターネット上で写真のデータ素材を販売するという方法もあります。
写真販売サイトに会員登録し、審査に通れば誰でも販売をすることができます。
この場合は、美しい写真というよりも、どんな写真であれば需要があるのかをリサーチし、“使える写真”の撮影を心掛けることが重要です。
2.司会業
結婚式やイベントなどでMCをする司会業も、一人でできる商売ビジネスです。
たとえば、結婚披露宴での司会は、一般的に3~5万円が相場とされています。
結婚式場と契約できればもちろん仕事は入ってきやすくなりますが、フリーで活躍している人も大勢います。
一から始める人は、専門のナレーション学校や養成スクールに通って学び、あとはとにかく経験を積みましょう。
はじめは小さなイベントの司会からでも、回数を重ねるごとにスキルが上がります。
現場に立ち続けていられる限り、年齢制限なく長く続けていけることができるのも魅力です。
3.移動車販売
移動車販売、いわゆるキッチンカーも、一人だけでできるビジネスのひとつです。
家賃がかからないので、実店舗を持つことと比較すると低コストで運営できます。
また、販売エリアを厳選すれば、需要の獲得も十分見込めます。
たとえば、オフィス街ならビジネスマンやOL向けのランチ、スーパーの入り口などでは、買い物帰りの主婦や子どもをターゲットにしたクレープやたい焼きなどのスイーツ、メロンパンなどがよく売られています。
最近では移動車販売のフランチャイズも数多くあるので、チェックしてみるのもよいでしょう。
これから流行しそうな新しい商売アイデア
続いては、これから需要が増え、人気が出そうな商売アイデアを紹介します。
4.写真のデジタル化代行サービス
今でこそデジカメやスマートフォンに搭載されているカメラでの撮影が主流ですが、ほんの十数年前までは、フィルムを使ったカメラが一般的でした。
その頃に撮影したプリント写真をデータ化して残しておきたいという人は、意外に多いものです。
自分でスキャナーを買って1枚ずつスキャンすればいいのですが、その手間は枚数に比例して膨大になっていきます。
そこで、写真をデジタル化する手間を代行するサービスの需要が増加していくことが予想されます。
同様に、ビデオテープをDVD化したいという需要もあるので、こちらも注目です。
5.商品レンタル
レンタルというとDVDが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、最近はさまざまな商品がレンタルされています。
例えば、ベビー用品や子ども用のおもちゃなどは、赤ちゃんが小さい頃のほんの一時しか利用しないものなので、レンタルで済ませたいと考える親も増えているようです。
実際に、ベビー・キッズ向け商品のレンタル会社はいくつも存在します。
また、注目は女性用のバッグや洋服、装飾品のレンタルです。
披露宴、同窓会、デートなど、特別な日にブランド物のバッグを持ちたい、普段は使わないようなちょっと高価なアクセサリーを身に着けたいと願う女性は多いため、それらを時間制のレンタルで請け負うのです。
初期投資がかかるように思えますが、不要なブランド品を安く(条件次第では無償で)提供してもらうシステムが確立できれば、利益はさらに上がります。
シェアサービスも一般的なビジネスになっています。
例えば、平日利用しない自家用車や利用していない空き家をレンタルして収益を得るなども、レンタルという分野のビジネスになります。
最近では、レンタルのタイミングで収益を得る形ではなく、サブスクとして定額料金で何度でも使えるサービスを展開することで、定期的な収益で安定的なビジネスができるでしょう。
SDGsやエシカル消費などのエコ観点からも今後伸びていくビジネスになることは間違いありません。
都会でも田舎でも。どこでも起業できる商売アイデア
最後に、どこに住んでいても問題なくビジネスが進められる商売アイデアです。
6.ネットショップ
場所を問わずできる商売ビジネスとはつまり、インターネットを使った事業ということでしょう。
ネットショップはその代表的な一つの例です。
現存するネットショップの数が膨大であるがゆえに、商品の選定が肝要です。
たとえば、周りに農家が多いエリアに住んでいる場合は、農作物の販売もひとつのアイデアかもしれません。
商品の販売に関しては全国どこでも行えますが、仕入れの提携を組むまでのアプローチには直接交渉が欠かせません。居住地域の特色を生かした商品に目をつけ、インターネットで販売するのはよい方法の一つです。
また、自作のアクセサリーや服飾品販売も、場所を問わず行えて、投資額も少なく済むアイテムです。
入園シーズン前なら手提げ鞄やランチョンマットなどの通園・通学グッズ、ハロウィンやクリスマス前にはイベントで使えるドレスアップアイテムなど、季節ごとの需要に合った商品を意識して展開していくとより売り上げを上げやすいでしょう。
7.コンサルティング
自分の得意なことや知識、スキルを販売するという意味では、コンサルティングも商売ビジネスに当てはまります。
ZoomやSkypeなどを使った遠隔でのコンサルティングが主流となってきているので、場所を問わずにできるビジネスです。
個人のホームページやブログで情報発信する、ビジネスツールを販売するサイトに登録するなど、集客の方法はさまざまです。
初めは無料コンサルを行って、ある段階から有料化する、10回限定のメールマガジンを登録者に無料配信し、続きを知りたい人に対しては正式に有料登録を促すなど、すでに成功しているコンサルタントの商売ビジネス事例を研究して、自分なりの最適なアプローチを模索してみましょう。
8.輸入ビジネス
「Amazon輸入」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「海外から日本で人気の商品を仕入れて、日本のAmazonで販売する、もしくは海外で人気の日本製品を購入して、海外で販売する」というもので、実際に年収数千万の実績を誇る起業家も少なくないのです。
このビジネスで大切なのは、商品の見極めです。
仕入れた商品がいかに高く売れるかで、利益率は大きく変わってきます。
そのためには、流行や世間の流れ、海外で人気の商品やサービス状況などを常にリサーチしておく必要があります。
インターネットで情報収集が可能なので、商品の着発送ができるサービスさえ身近にあれば、どこに住んでいても成り立つビジネスといえます。
特に現在はなかなか海外にも行けない時期ですので、海外に行けない今だからこそ手に入れたいものなどもあるかもしれません。
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