エジプトと聞くと、ギザのピラミッドやスフィンクスなどの歴史的な建造物を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、それ以外にも観光スポットとして魅力的なところが数多くあります。
今回は、エジプトで神秘的な古代遺跡や砂漠の独特な風景を楽しめるエリアやスポットを紹介していきましょう。
また、エジプトへの旅行を、より快適に過ごすためのポイントについても紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
- エジプトの観光スポットを知りたい方
- エジプト旅行を計画中の方
- エジプト旅行におすすめの施設を知りたい方
ビジョングループお客様サポートサイト編集部
エジプト旅行の観光情報
エジプトの国土は日本の約2.7倍の総面積といわれており、1億人ほどの人が住んでいます。首都はカイロで、日本との時差は7時間です。
主にアラブ人が生活しているため言語もアラビア語ですが、都市部では英語での会話も可能でしょう。
宗教はイスラム教、またはキリスト教を信仰している人が多いので、事前に各宗教についての知識を得ておくのも大切です。
交通手段に関しては、列車やタクシー、バスなどもないわけではありません。
しかし、代金の交渉が必要であったり、そもそも外国人の利用が制限されたりしている乗り物もあるため、エジプトへとはじめて旅行する人にとってはハードルが高いでしょう。
安心かつ安全に旅をするなら、観光や食事がセットになっているツアーや、添乗員付きのツアーへの参加がよいでしょう。
人気の観光エリア・スポットについては、それほど治安は悪くはありません。
しかし、スリやひったくりの被害に遭う可能性もあるので、人通りの少ない場所や夜間の外出には十分に注意しましょう。
カイロで訪れたい観光エリア・スポット
エジプトの首都であるカイロは、観光エリア・スポットの宝庫といってもよいでしょう。そんなカイロで訪れたいエリアやスポットを一つずつ紹介します。
ギザのピラミッド
エジプト最大の観光スポットであり、カイロを訪れたら避けては通れないのが「ギザのピラミッド」です。
正確にはギザ（ギーザ）と呼ばれる都市にあるピラミッドですが、カイロの観光スポットとして紹介されるケースが少なくありません。
このエリアには複数のピラミッドがあります。
その中でも有名なのが、クフ王・カフラー王・メンカウラー王の建てた3つのピラミッドです。
これらは「ギザの3大ピラミッド」とも呼ばれています。
ギザの3大ピラミッドは、それぞれ内部が見学可能です。
ただ、人数制限があり、営業時間も限られているため、事前に調べたうえで訪れましょう。
ピラミッドだけではなく、ピラミッドのあるエリアに入るのにも入場料がかかります。
このエリアにはピラミッド以外にも、日本人にも広く知られているスフィンクスや王妃の陵墓などがあるため、歴史的な建造物を存分に堪能できるでしょう。
エジプト考古学博物館
エジプトにまつわる数々の品を収蔵・展示している「エジプト考古学博物館」も、足を運んでおきたいスポットの一つです。
展示物は約12万点と、一つ一つを丁寧に見て回るのはほぼ不可能であるほど、多数の貴重な品が並んでいます。
多くの日本人が知っているであろう展示物の代表が「ツタンカーメン」の黄金のマスクです。
そのほか、ピラミッドの前に座っているスフィンクスとは異なる雰囲気をもつ、ハトシェプスト女王のスフィンクスや、黄金の玉座なども見応えがあるでしょう。
また、別料金とはなりますが、エジプト考古学博物館へと訪れたら是非見学しておきたいのが、ミイラ室です。
作り物では表現できない風貌のミイラには、一見の価値ありです。
建物自体も歴史があり非常に広いため、空間そのものを楽しめるのも、エジプト考古学博物館の魅力です。
イスラム地区
イスラム教の礼拝堂であるモスクが数多く残っている「イスラム地区」は、世界遺産にも登録されています。
学問都市としての顔ももっていたイスラム地区に現在も残るのは、世界最古の大学といわれている「アズハル大学」です。
さらに目にしておきたい建造物には、マムルーク朝時代のものがあります。
ムイッズ通りにあるスルタン・カラウィーン・マドラサなどがそれです。
夜にはライトアップもされ、昼間とは雰囲気が一変します。
絵画のような街並みを堪能したい人は、夜のイスラム地区を訪れてみましょう。
ムハンマド・アリ・モスク
「ムハンマド・アリ・モスク」は、カイロのランドマークでもあるモスクです。
エジプトの中でも、観光客にもっとも人気の高いモスクといってもよいでしょう。
1824年に着工し、1875年に完成したといわれており、曲線と直線が見事なバランスを保ちながら、歴史と同時に厳かな雰囲気も感じさせてくれる、とても美しいモスクです。
美しいのは、外観だけではありません。
内装も非常に豪華で、巨大なシャンデリアや数多くのランプなどが飾られています。
細部に施された細工も素晴らしく、全体を見回しても壁などの一部に目を向けても飽きることはないでしょう。
エジプトで幻想的な体験がしたい人にとっては、訪れる価値の高いモスクとなっています。
シタデル
イスラム地区モカッタムの丘にある城塞都市が「シタデル」です。
城塞は、アイユーブ朝の創始者サラーフッディーンにより、1176年に建設されました。
イスラム時代を象徴する建造物であるため、カイロの中でも重要かつ人気の観光スポットとなっています。
ムカッタムの塔や国立警察博物館、軍事博物館など、訪れる価値のある建造物や施設が多い点も魅力です。
大砲や戦車、戦闘機なども置かれており、日本ではなかなかお目にかかれないものと触れ合えるでしょう。
城塞ということもあって高台に位置するため、そこからの眺めも素晴らしいものがあります。
晴れていればギザのピラミッドを見ることも可能です。
シタデルでは、日常では得られない映画のセットの中にいる感覚、あるいは、タイムスリップしたような感覚を味わえます。
カイロタワー
カイロのシンボルタワーとなっているのが「カイロタワー」です。
高さは180m以上もあり、展望台からは絶景が眺められます。
タワーそのものも特徴的な造形をしているため、外から見ても中に入っても楽しめるタワーといえるでしょう。
回転式の展望レストランもあり、食事も楽しめます。
美味しいものを食べながら一周しカイロの街並みを眺められるのは、カイロタワーだからこその貴重な体験です。
昼間のカイロの街並みも素晴らしいですが、夜景や夕日も見る価値があるでしょう。
どの時間帯に訪れても楽しめるのも、カイロタワーの魅力の一つです。
友達同士ではもちろん、カップルで訪れても感動的な体験ができるスポットとなります。
ハーン・ハリーリ
「ハーン・ハリーリ」は、カイロ最大のスーク（市場）として知られ、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。
地元の人でも賑わっているので、はじめてエジプトに旅行をする人でも比較的訪れやすいでしょう。
狭い路地で、さまざまなものが売られています。
香辛料や香水、宝石、その他日用品など、多種多様な商品を取り扱うお店が並んでおり、眺めて歩いているだけでも飽きないスポットです。
エジプトの土産品も、ここで手に入れられます。
ハーン・ハリーリでは、値切り交渉も可能です。
最初に提示された価格は相場よりも高いケースが多いので、臆することなく値切りをして、よい品を安く手に入れましょう。
白砂漠
このエリアは、雪山のようにも見える白い砂漠地帯であるため「白砂漠」と呼ばれています。
白い色を作り出しているのは、太古の昔の海底堆積物による石灰石です。
多くの日本人がイメージする砂漠とは異なる景色と出会えるでしょう。
エジプトではじめて国立公園に指定されたことでも知られています。
ところどころに面白い形の白い岩があり、不思議な印象を与えてくれるエリアです。
派手さはないものの、自然の壮大さを感じさせてくれる白砂漠は、訪れる価値のあるエリアといえます。
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ルクソールで訪れたい観光エリア・スポット
エジプト南部にある都市ルクソールにも、有名な観光エリア・スポットがあります。
その中から、エジプト観光の際に特に訪れておきたい3つのエリア・スポットを紹介しましょう。
ルクソール神殿
ルクソールはナイル川東岸に位置しますが、その中心地にあるのが「ルクソール神殿」です。
その歴史は非常に古く、紀元前1500〜1300年頃にはあったのではないかといわれています。
建築後、アメンヘテプ3世やラムセス2世など歴代の王家も手を加え続け、現在にまで姿を残している点だけでも、非常に貴重な建造物であることがわかるでしょう。
その姿は、3000年以上も前から存在していたとは思えないほどの完成度です。
神殿の周囲にも、さまざまな塔門や柱、装飾などが現存しています。
歴史好きやミステリー好きが非常に楽しめるスポットの一つです。
カルナック神殿
「カルナック神殿」は、ナイル川東岸にある神殿で、石像をはじめとした貴重な遺跡が残るスポットです。
最大の特徴は、何もかもが巨大である点でしょう。
建物はもちろん、柱や石像なども大きなスケールで作られています。
エジプトに現存する遺跡の中でも特に広大であり、その特徴的な建造物に圧倒される人も少なくありません。
夜には、音と光の演出によるショーが開催されています。
歴史ある建造物の壮大さを、現代の技術により引き立たせたその姿は、非常に幻想的です。
王家の谷
歴代ファラオの墓が埋蔵品とともに隠されていたのが「王家の谷」です。
しかし、その多くは盗掘に遭ってしまいました。
盗掘を逃れたツタンカーメンの墓は、非常に運がよかったといえるでしょう。
状態に問題がなければ、このツタンカーメンの墓にも入室が可能です。
そのほか、ラメセス6世の墓の天井に描かれた「夜の書」も、目にしておく価値があります。
とても細かく描き込まれており、描いた人の熱量が伝わってくるほどです。
アスワンで訪れたい観光エリア・スポット
アスワンは、エジプト南部のヌビア地方にある都市です。
日本での知名度はカイロほど高くはないものの、観光エリア・スポットが豊富な都市でもあります。
アスワンで訪れておきたい代表的なエリア・スポットを紹介しましょう。
ヌビア村
「ヌビア村」は、ヌビア人により形成され、フォトジェニックな村として人気エリアとなりました。
村には、色とりどりのパステルカラーの家が並んでいます。
特に青を中心としたカラーで塗られており、「青の村」と呼ばれているほどです。
家の入り口に飾られているワニの剥製も特徴的で、独特な雰囲気で村の姿が形成されています。
ヌビア村にはアフリカの文化が取り入れられているため、その影響が色濃く出ているといえるでしょう。
他のエリアとは異なる雰囲気が感じられるので、ポップでカラフルな文化に触れたい人には絶好の観光エリアとなります。
アブシンベル神殿
ピラミッドに劣らないほど有名なエジプトの観光スポットが「アブシンベル神殿」です。
神殿の正面には、ラムセス2世像が並んでいます。
その迫力に、まずは圧倒されるでしょう。
エジプトの太陽神ラーを祀る神殿や女神ハトホルを祀る小神殿などの遺跡群もあり、映画の世界に飛び込んだかのような雰囲気が味わえます。
夜にはライトアップもされ、昼間とは異なる姿が見られる点も魅力です。
大きな像だけではなく、細かなレリーフにも注目し、歴史を感じてみましょう。
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アレキサンドリアで訪れたい観光エリア・スポット
地中海に面した港湾都市である「アレキサンドリア」は、歴史的にも有名なアレクサンドロス大王が築いた都市です。
アレキサンドリアの観光スポットとして避けられないのが、「カーイト・ベイの要塞」でしょう。
地中海を望む半島にあり、ここから眺められる海や街並みは絶景です。
海の向こうにはローマやギリシャなど、ヨーロッパの国や都市も眺められます。
シンプルながら重厚感のある要塞も、見どころの一つです。
エジプトではクルーズ体験もおすすめ！
エジプトでは、いくつかのクルーズ体験も可能です。
世界最長のナイル川クルーズでは、豪華客船やエジプトの伝統的な帆掛け船に乗って、水上からエジプトの風景を眺められます。
また、ナセル湖での湖畔クルーズも体験しておきたいことの一つです。
湖畔クルーズでしか行くのが難しい遺跡群もあるため、エジプト観光の中でも非常に稀少な体験ができるでしょう。
半潜水艦クルーズでは、紅海の水中も楽しめます。
エジプト旅行に行くならWiFiを準備しよう！
エジプト旅行のお供として、インターネット用のWiFiは必須ともいえます。
エジプトに持って行くWiFiは、海外WiFiレンタルサービス「グローバルWiFi」をおすすめします。
海外200以上の国と地域に対応しており、エジプトでも安定した通信品質でインターネットへ接続できます。
国内19空港、35ヶ所のカウンターで受取や返却ができる点もグローバルWiFiの魅力です。
渡航中に容量追加もできるため、使いすぎても、旅の途中でインターネットに接続できなくなってしまう事態とはなりません。
旅行が終わるまで、安心してインターネットで情報収集などができるでしょう。
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エジプトで歴史のロマンを十分に満喫しよう！
エジプトは、ピラミッドやミイラなど歴史的に貴重な遺産が多く残る国です。
歴史のロマンや壮大さを感じられる、唯一無二の土地であるといえるでしょう。
多くの日本人がまだ知らないエリアやスポットも少なくありません。
インターネットに常時接続できる状態を整え旅行に行くと、安心して観光エリア・スポットを回れます。
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