日本では当たり前に使っているLINEですが、中国では利用できるサービスが制限されておりLINEを使うことができません。
中国本土へ旅行や出張に行く方は、LINEなど中国では使えないサービスがあるということを認識しておきましょう。
今回は、そんな中国のLINEが使えない理由と中国でLINEを使えるようにする最適な方法などをご紹介します。
この記事はこんな方におすすめです
- 中国への旅行・出張予定がある方
- 中国で使えないサービスが知りたい方
- 中国でもLINEが使いたい方
ビジョングループお客様サポートサイト編集部
中国でLINEが使えない理由
まずは、中国でLINEが使えない理由について見ていきたいと思います。
中国政府によるインターネットアクセス制限が理由
中国では、中国政府により中国国内からのインターネットアクセスを規制（世界の情報へのアクセスを制限）しています。
中国政府は、政府に対する否定的な発言や情報の配信がされていないか常に監視をしています。
こういった否定的な発言や情報を監視するために、中国国内からのインターネット接続の際”金盾（グレートファイヤーウォール）”という検閲システムを通してインターネットを利用させることによって規制しています。
この”金盾（グレートファイヤーウォール）”は監視するだけでなく、接続規制・社団も行えるようなシステムで、人海戦術により中国政府にとって不利益な情報などへのアクセスを試みようとすると接続を遮断されるということもあるようです。
中国国内でLINEを使うことができない理由は、この検閲システムにより制限されてしまうことによるものです。
中国政府による具体的な監視対象
監視対象となっているサイト等は下記となります。
・中国政府に批判的な団体など
・中国当局にとって都合の悪いニュース（天安門事件など）
・LINEやFacebook、twitterなどのSNS
・YouTubeなどの動画
・アダルトサイト
こういった情報やサイト、団体などは監視対象となっておりアクセス自体が遮断されているようです。
【結論】中国でLINEを使うための最適な方法
いきなり結論となりますが、中国でLINEを使うための最適な方法は、VPN（もしくはVPN同等の仕組み：グローバルWiFiでは"特別回線"）が使えるWiFiルーターをレンタルして利用することです。
中国でLINEを使えるようにするための方法はいくつかありますが、通信の安定性やセキュリティ面、難しい設定が不要で簡単に使える点などトータル的にみて中国で使えるグローバルWiFiルーターレンタルが最適な方法と言えます。
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中国でLINEを使えるようにする方法
中国でLINEを使えるようにする方法は、使い勝手や利便性、セキュリティ面などそれぞれ異なりますが複数あります。
VPN（もしくはVPN同等の仕組み：グローバルWiFiでは"特別回線"）を利用して中国でLINEを使えるようにする
VPN（もしくはVPN同等の仕組み：グローバルWiFiでは"特別回線"）を利用することで中国でもLINEを使うことができるようになります。
「VPN」は「Virtual Private Network」の略で「仮想専用線」と呼ばれていて、名前の通り仮想の専用線を作り情報をやり取りできる仕組みとなります。
上の図は、グローバルWiFiの特別回線の例となりますが、VPN（VPN同等の仕組み）を経由した際のアクセスイメージとなります。
VPN（もしくはVPN同等の仕組み：グローバルWiFiでは"特別回線"）を利用することで、グレートファイアウォールを通らずにアクセスをすることでLINEが使えます。
VPNにもグローバルWiFiのようなVPN同等の仕組みが使える特別回線があるWiFiルーター、無料VPN、有料VPNと色々あります。
それぞれの特徴を説明していきます。
VPN（VPN同等の仕組み）付きWiFiルーター
まずは、おすすめのVPN（VPN同等の仕組み）付きWiFiルーターレンタルする方法です。
こちらは、WiFiルーター自体に中国からでもLINEが使えるような仕組みでインターネット利用ができるのでインターネットを安全に利用できるだけでなく、VPNのアプリをインストールしたり煩わしい設定をすることなくモバイルWiFiに接続するだけでLINEが使えます。
中国でインターネットを利用する際に怖いのは、情報が抜き取られたり、乗っ取りなどのリスクに晒される可能性があることです。
安易にフリーWi-Fiに接続したり、よくわからないVPNアプリなどをインストールして利用することによるリスクはとても高いため、信頼の置ける日本企業が提供するWi-Fiルーターレンタルは安心です。
WiFiルーターレンタルなら、旅行や出張の時だけレンタルできるので、中国への渡航期間が数ヶ月に渡るような長期間でなければ、VPN（VPN同等の仕組み）付きWiFiルーターレンタルがおすすめです。
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無料・有料のVPN
無料・有料のVPNを使用してLINEを使う方法もあります。
ただ、無料のVPNはやめておきましょう。
VPNサービスは基本的に、アプリケーションをスマホやパソコンにインストールして利用するものです。
誰が作ったかもわからない信頼性の低いアプリケーションを、スマホやパソコンにインストールすることは、情報が抜き取られたり、乗っ取りなどの大きなリスクに晒されることとなるためおすすめできません。
また、中国政府によりVPNサービス自体の規制も強化されているため実際に利用してみるまで使えるかどうかわからないということもおすすめできない理由の一つとなります。
これは、有料版でも同じことが言え、お金を支払うから絶対に安心とか、使えるだろうということはありません。
有料版でもセキュリティリスクが高いものや現地で規制されて使えないこともあるため、提供企業の信頼性をしっかりと確認してから利用するようにしましょう。
また、VPNは基本的にはインターネット回線を一緒に提供するサービスではないため、VPNの契約やアプリケーションのインストールだけではインターネット接続ができるわけではありません。
長期滞在で現地でのインターネット回線を手配済みの方や、会社やホテルなど信頼できるWiFiスポットを使用してインターネット接続をする際に利用するのであれば有料VPNの方がお得になりますが、通常の旅行や出張など短期間の場合はあまり向いていないものとなります。
国際ローミングを利用して中国でLINEを使えるようにする
国際ローミングを利用して中国でLINEを使う方法もあります。
携帯キャリアによっては、利用中のプランに国際ローミング利用ができるものもあります。
国際ローミングの利用は通信速度があまり速くないと言われていたり、月間の国際ローミング利用データ量内でしか使えないものや、15日間以上使えないなどの制限があり制限を超えると通信速度が低下しLINEですら使えない状態になる可能性もあるため、しっかりとプランを確認の上、使うことをおすすめします。
中国で使えないその他のサービス
中国のグレートファイアウォールによってLINEが使えないことはお伝えした通りですが、その他のサービスも利用できないサービスがあります。
| 中国で使えないアプリ（サービス）例 |
|
LINE |
|
facebook（フェイスブック） |
| twitter（ツイッター） |
| YouTube |
| NETFLIX |
| Prime Video（プライムビデオ：Amazon提供） |
| Prime Music（プライムミュージック：Amazon提供） |
| Spotify（スポティファイ） |
| Gmail |
| Google マップ |
| Google カレンダー |
| Google ドライブ |
| Google スプレッドシート |
| Google スライド |
| Google ドキュメント |
| Google Meet |
よく使われている、LINE、twitter（ツイッター）、facebook（フェイスブック）、YouTubeだけでなく、NETFLIXやAmazonのプライムビデオなども通常の中国からのアクセスでは使えないサービスとなっています。
Googleに関しては、多くの方が何かしら主要なサービスを利用されているかと思いますが中国では使えない状況となっています。
中国では仕事で利用しているGoogleサービスが使えない
Googleのメールやカレンダー、マップはもちろんですが、スプレッド、シートやスライド、ドキュメントなども中国では使えません。
Googleスプレッドシートやドキュメント、スライドなどは仕事での利用もかなり多いのではないでしょうか。
Gmail
GmailはGoogleが提供しているクラウドのメールサービスです。
無料で利用できることや、スマートフォンの普及により幅広い層で利用されているサービスです。
Googleカレンダー
GoogleカレンダーもGmail同様に、Googleが提供しているクラウドのカレンダーサービスです。
スケジュールの管理が直感的に行え、他のGoogleアカウントを持っているユーザーと、スケジュールの共有などもできます。
他のGoogleサービスとも連携しており、Gmailで送られてきたスケジュールをGoogleカレンダーに簡単に登録できたり、スケジュールからGoogleMeetのURLを簡単に発行しビデオ会議を行うこともできます。
Googleスプレッドシート
Googleスプレッドシートは、Googleが提供しているクラウドの表計算サービスです。
「Excel」に似た感覚で利用でき、他のユーザーと共有して一緒に編集作業することができるため、特にビジネスシーンで重宝されています。
また、「Excel」と互換性があるので、「PowerPoint」をGoogleスプレッドシートに上げて編集したり、クラウドからローカルに落として編集・共有・管理することもできます。
Googleドキュメント
Googleスプレッドシートは、Googleが提供しているクラウドのドキュメント作成（文書作成）サービスです。
「Word」に似た感覚で利用でき、スプレッドシート同様に、他のユーザーと共有して一緒に編集作業することができるため重宝されています。
こちらも、「Word」と互換性があるので、「Word」をGoogleドキュメントに上げて編集したり、クラウドからローカルに落として編集・共有・管理することができます。
Googleスライド
Googleスライドは、Googleが提供しているクラウドのプレゼンテーション作成サービスです。
「PowerPoint」に似た感覚で利用でき、クラウドなので他のユーザーと共有して一緒に編集作業することができるため重宝されています。
こちらも、「PowerPoint」と互換性があるので、「PowerPoint」をGoogleスライドに上げて編集したり、クラウドからローカルに落として編集・共有・管理することができます。
これらのGoogleサービスは、ビジネスシーンを中心に利用者も多いサービスですが中国では使えないサービスとなってしまいます。
普段使われている方だと、とても不便ですね。
中国では利用できないサービスがあることを把握した上で事前に準備をしておきましょう！
ここまでの通り、twitterやfacebookなどのSNSやGoogleサービスなど、中国国内で使えないアプリやサービスがあることを把握しておきましょう。
友人や知人との中国旅行で、現地でLINEやGmailを使っての連絡やSNSへの投稿、写真アップロードなどもできません。
また、仕事で中国出張している場合も、Googleカレンダーでのスケジュール共有やGmailでの連絡、Googleスプレッドシートの共有などもできません。
中国への渡航や旅行でこういったサービスを中国でも利用するのであれば、しっかりと準備をして渡航するようにしましょう。
また、現時点で規制がかかっていないサイトやサービスでも、中国政府の意向次第で今後規制される可能性があることも理解しておくべきでしょう。
中国でLINEを使うならグローバルWiFiがおすすめ
中国でLINEを使うのであれば、VPN同等の仕組み"特別回線"が使える海外WiFiルーターレンタルのグローバルWiFiがおすすめです。
ここまで上げたとおり、中国でLINEを使えるようにしたり、Googleのサービスや他のアプリを使うためには、VPNやVPN同等の仕組みを利用してアプリやサービスへのアクセスが必要となります。
また、中国渡航ではセキュリティ面もかなり重要視する必要があることや、難しい設定が必要ない簡単で安心してインターネットが使える海外WiFiルーターレンタルのグローバルWiFiがおすすめの理由です。
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まとめ
中国への旅行や出張には、日本やアメリカなどの国への渡航とは少し違った理由で海外WiFiルーターのレンタルやSIMなどの、現地でインターネットを使うためのサービスを利用する必要があります。
ただ、インターネットが使えるようになっただけでは、いつも利用しているSNSやサービスが使えない。。ということもあるため、いざという時に困らないようにしっかりと把握し事前に準備をしてて中国へ渡航をしたいですね。
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